ケイト
【ケイト視点】
メアリーさんはウィーネリアさんの時より時間が掛かっていて、私は少しウトウトしていました。すると、
「ケイト~」
と、私を呼ぶ声がしたので、目を擦りながらレンさんの部屋へ行きました。
コンコン
「ケイトです。入ってもよろしいでしょうか。」
「どうぞー。」
「失礼します。」
私が部屋に入ると、レンさんはベッドに座っていて、横をポンポンと叩いています。多分ここに座れということでしょう。
私が座るとレンさんは前の方を見て、
「ケイトは俺に告白してくれた時あったよな。」
そう切り出しました。
「そ、そうでしたね…」
少し恥ずかしくなってきました…
「でも驚いたよ、俺が言われたのは付き合って下さいでも結婚してくださいでもなく、側室にして下さいだもんな!」
「わわわ! 掘り返さないでくださいよ~! あの時はウィーネリアさんが奥さんだと思ってたんですー!」
私がそう言うとレンさんはごめんよ、といって私の頭を撫でました。種族柄、こういうスキンシップには弱いんですよ…ああ~気持ちいい…
するとレン君は私の頭を撫でたまま、
「なあ、今まで過ごしてきて楽しかったか?とりあえず俺の奴隷として答えて欲しい。まあ側室でも何でも良いんだけどさ。」
「はい、奴隷としてだと、ご主人様は優しくて頼りになる方で、いつでもどこでも一緒にいたい方です。もちろん今まで楽しかったです。」
「…側室としては?」
「やっぱり私の本能の言う通り、最高の方ですね。そうとしか表現できません。側室としても今まで過ごしてきて楽しかったですよ?」
「そうか…それなら良かった。」
レンさんはそう言うと私の頭を撫でるのを止め、私の方を向きました。
「これからも付いてきてくれる?」
レンさんの顔は、不安、恐れという文字が浮かび上がってきそうな感じです。
これも、まだ完全に私を信じれていない、という事なのでしょう。一体レンさんの過去に何があったのでしょう…
「私はレンさんにずうっと付いていきますから…何も心配しないで下さい…」
私がそう応えると、レンさんは、そうか! と言うと、私の前に片膝をついて、四角いケースを取り出すとそれを開きました。中には見たこともないくらい綺麗な指輪が入っていました。
「ケイトさん、俺と結婚してください!」
不意打ちです! え!? わ、私に!? な、何て応えましょう!?
私が黙っているのをみたレンさんは、
「お返事は…」
と、言いました。私は慌てて、
「ひゃ、ひゃいっ! あ、あの!私で良ければお願いいたします!」
カミカミで応えてしまいました。恥ずかしい…
するとレンさんは私の手を取り、指輪を薬指にはめ込みました。
私は抱きつきました。
「これでやっと夫婦になれたな…!」
レンさんの言葉は私の本能を疼かせます。押し倒したい所ですが、ここはぐっと堪えて、聞きたいことを言いました
「そうですね…それではレンさん?せっかく夫婦になったのだから、レンさんの過去を教えてください。何かあったのでしょう?隠さないでくださいね…」
と、私が顔をぐーっと近づけ問い詰めると、
「それはウィーネリア達から聴いて欲しいな。まだ起きてるだろうし…それで聞き終わったらさ…皆で来てくれ、今夜もお願いします…」
と言ってきました。何だかんだ言ってやっぱりレンさんは可愛いですね。
「分かりました。言っておきますが私達3人は結婚初夜なんですからね?寝かせませんよ~! それでは失礼しますね、旦那様♪」
私はそうからかうと、レンさんの部屋を出てウィーネリアさんの部屋に行きました。自分で言っておいてなんだけど…さっきのセリフ恥ずかしい~!
私がウィーネリアさんの部屋をノックし、入室すると、メアリーさんもいました。好都合です。
「レンさんの過去について知りたいのですが…」
私がそう言うと二人は真剣な顔になって私に教えてくれました。その後の夜伽の時、私が一番最初にレンさんに飛び込んだのは言うまでもありません。




