粋な計らい
「失礼します。」
そう言うと両手にそれほど大きくないバッグを二つ持って家に来た。
「ケイト、もうここはケイトの家だから『ただいま』だよ。」
俺がそう言うとケイトはモジモジして、
「はいレンさん…ただいま、です…」
ケイトはそう言うと、よいしょと、荷物を置いた。
「「「お帰り!」」」
俺たちがケイトに返すとケイトは恥ずかしそうにポリポリと頬を掻いた。
「荷物はそれだけ?」
俺がそう言うとケイトはキョトンとして、
「そうですよ?」
と言った。
「ケイトちゃんは仕事一辺倒だからねー。後で私がオシャレとか教えてあげるからねー!」
メアリーはそう言って、手をワキワキと動かした。
「メアリー、確かメアリーの部屋の隣空いてただろ、そこに案内してくれ。」
俺がそう言うと
「はいよー!ケイトちゃん行こっかー♪」
そう言ってメアリーはケイトを自室のある二階へと連れていった。
「風呂先に入ってるからなーっ!」
俺はそう言うと、
「ウィーネリア、一緒に入ろうか…」
と、俺が恥ずかしそうにウィーネリアを風呂に誘うと、
「はいっ!お供します♪それではタオルと着替えを持ってきますね!」
ウィーネリアは即答で了承すると、自室へと行った。
俺も自室に行き、タオルと着替えを取りに行って脱衣所に行くと、メアリーとケイトが服を脱いでいる最中だった。
「あれ、ウィーネリアは?」
と二人に聞くと、
「ウィーネリアさんなら、先に服を脱いで、お湯を沸かしに行ってしまいましたよ。」
と、裸になったケイトが教えてくれた。
「…レンさん…何かご感想は…///」
ケイトはそう言って俯きモジモジした。
俺はケイトに、
「き、綺麗、だよ…」
と上手く言葉が出せず口ごもりながら言った。するとメアリーが、
「良かったねーケイトちゃん!ケイトちゃんの体はレン君のお眼鏡に適ったっぽいよー!」
そう言うと、
「それじゃ、私先に行ってるねー!」
そう言うと風呂場へ行ってしまった。
・・・・・・・・
「じゃ、じゃあ…俺服脱ぐわ…」
と言って俺が着替えを始めた。
ケイトは俺が脱衣を終えるまでずっと俺をガン見していた。
俺は全部脱ぎ終えると、「い、行こっか…」
と言った。
「そうですね…!」
ケイトはそう応え、二人一緒に風呂場へ向かった。
「わぁぁ…!お風呂なんて小さい頃以来です~!」
と、ケイトは感激していた。
「小さい頃入った事あるんだ?」
俺がそう聞くと、
「はい!実家が犬人で結構偉い方だったんです。でも落ちぶれちゃって…」
そうケイトは言うと俯いた。耳もペタンとしている。
「そうだったのか…スマんな…………よし!気持ち切り替えてとりあえず風呂に入ろう!」
そう言うと俺は風呂に入った。
「…はい!」
ケイトはそう返事すると俺の隣に腰を下ろした。
俺達が入ってすぐに、何かメアリーがハッ!とした表情をした。するとメアリーが、
「うわーのぼせちゃったなー(棒読み)私もう上がるねー(棒読み)」
と、メアリーはいきなり棒読みでそう言うと、ウィーネリアの方をジッと見てから脱衣所に向かった。すると、同じくハッ!としたウィーネリアが、
「ふ、ふぅ(棒読み)私ものぼせそうなのでお先に失礼しますね(棒読み)」
棒読みでそう言うとウィーネリアは脱衣所に行ってしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
風呂場にはお湯の流れる音がだけが響き渡っていた。
普通は体を洗ってから浴槽に入りますよね。しかしほとんどの庶民、下級貴族は風呂の入り方を知らない、そもそも風呂についてのマナーがこっちでは無いので、主人公はあえて言ってません。むしろジスパイルスタイルで入浴しています。




