異世界についてお勉強します
少し長ったらしく感じてしまうかもしれませんが何卒お付き合い下さい。
それから2ヶ月間ウィーリと共に猛烈なダイエットをした。結果として驚異的だが20kg痩せることが出来た。
ダルンダルンになった皮はウィーリの力で無くしてもらった。神様の力って便利だな。
そしてダイエット初日でわかった事がある。
神様は疲れないんだ…
ウィーリの無限のスタミナに対して俺はろくに運動もしてなかったデブだ。この意味は言わずとも分かるだろう?
あまりにもウィーリが余裕そうなので俺の中のちっぽけなプライドがギブアップを許さず、初日は最終的に倒れた。
二日目以降も地獄だった事には代わりはない。
ちなみに寝泊りはウィーリが出してくれたテントでしている。
シャワーはないがウィーリが魔法で清潔にしてくれるからあまり気にしていない。
トイレはテントから離れたとこでしている。あまり気持ち良く出来ないがこれくらいは我慢した。
食事はウィーリが3食出してくれる。本当に神様ってすごい。
「連君痩せたらカッコ良くなったねー!これなら絶対女の子にモテモテだよー!」
ウィーリはダイエットに成功した俺を無垢に褒めてくれる。
「ありがと。」
そう言ってウィーリの髪を撫でる。
この2ヶ月間でスキンシップがとれる位には距離が縮まった気がする。多分今まで生きてきて、母親の次に信頼できる異性かもしれない、そう思ったほどだ。
まあ神様に性別があるのかは分からないが。
そして今日から、やっとこの世界について教えてもらえるらしい。
俺はウィーリの方をじっと見てその時を今か今かと待った。するとウィーリは、
「それじゃ今日からこの世界の事を教えていくね♪」
と言って神様の力でテーブルとイスを出し、俺に腰掛けるよう指示を出した。
こほんっと咳を一つすると俺にこの世界の事を教えてくれた。
「まず、この世界の名前は『ジスパイル』っていうんだよ!大陸は6つあって、大まかな気候は地球と同じだよ!でも、例外もあるから気をつけてね!それから~」
と日が暮れるまでウィーリの授業は続いた。
それをまとめるとこうなった。
・この世界の名前は「ジスパイル」。大陸は6つで例外もあるが大体地球と同じ気温で真ん中は暑くて上下は寒い。
中間地点には四季がある。
今俺たちがいる所は6つある大陸の内の1つ(名前はウィーリが言わなかったので分からない)で、その大陸の南方の大草原地帯にいるらしく、もう少し南に進むとアクアガーリーという大規模な港町があるらしい。最初にそこに行ったほうが良いとウィーリに言われた。
・様々な種族がいて、多い順に魔族、人族、獣人族、妖精族(エルフ、ドワーフ等)、虫人族、人魚族…数えたらキリがない程いるらしい。
勿論のことモンスターもいるがウィーリが結界を広範囲で張っているため、俺は一度もここの近辺でモンスターを見たことがない。
・通貨の単位はアット。大体1アットが日本円で100円に相当するらしいが、日本での金銭感覚は当てにならないらしい。
使われる通貨は全部硬貨で1アットが青銅貨、十アットが銅貨、百アットが大銅貨(銅貨の三倍程の大きさ)、千アットが銀貨、1万アットが小金貨、10万アットが中金貨、百万アットが大金貨、一千万アットが白金貨で、生活ギリギリの農民大人1人が1ヶ月大体千アット(約10万円)で暮らしているそうだ。
もちろん職によっても収入が違う。特に農民と兵士との収入の壁がまず大きく、それから商業者、部族長、貴族、王族と続いていくらしいもちろん例外もある。
・魔族VS人族、他種族連合軍で第二次人魔対戦をしている。優勢は人族と他種族の連合軍。どちらも甚大な損害を出したため現在はほぼ休戦中に等しい。
・どの種族も王、皇帝、部族長等のリーダー格がいる。
・奴隷制度あり。どこの国でも奴隷制度に肯定的である。
ウィーリは伸びをしてから、
「この世界についてはこんなもんかな~?
それじゃ今日はもう遅いから明日に連君が望む能力をあげるね!じっくり考えておいてね~♪
それと~、多分明後日には旅に出られるから、その前に何か聞きたいことがあったら言ってね!おやすみ!ふぁーあ...」
あくびを一つしてテントに入っていった。
俺も
「おやすみ。」
そう言うと自分のテントに戻る。どんなチートが欲しいか念入りに考えて、一通り欲しい能力が決まると明日に備え就寝した。
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3/23平民の月収を変更しました。
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