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デート?

多分今までで一番長いです。

俺達は最初に、これから必要になるであろう替えの服や下着を買うためにバルディ服店、というバルディ商会直属と一目で分かる服屋に行った。独特な模様の入った暖簾(のれん)のようなものをくぐると、


「いらっしゃいませ、今日はどのようなものをお探しでしょうか?」

店内をチラッと見て、そこまで高そうなものは無いと判断すると、中年女性店員に、


「彼女に服と下着をいくつか見繕って下さい。靴もあればそれもお願いします。彼女の要望を第一にかつ出来るだけ肌触りの良いものを…全部で…500アット分お願いします。私は自分で選びます。」


「かしこまりました。ではこちらへ。」


と、何か言いたげなウィーネリアに500アットを渡すと、店員はウィーネリアをやんわりと奥の女性用コーナーに連れていった。


俺は手前の方にある男性用コーナーを見て回り、良さげな服や下着、靴などを片っ端から買った。2、3着の使い回しも懐には優しいが、気持ち的に沢山有った方が俺は安心するし、ポーチに突っ込めばなんとかなるので、値段は気にせず山のように買った…つもりなのだが…


「お会計、300アットです。」


「え?」

「300アットですお客様。」

「あ、はい。」


予想に反して意外と安かった。縫製産業が進んでいるのかと思ったら、ただ単に港町で物がたくさん運ばれて、供給過多なだけだったらしい。内陸だとこれの2倍はするらしいと会計の人が言っていた。


「レン様、お待たせいたしました…」


と、俺の会計が終わってから1時間後、いかにも疲れているような顔をしたウィーネリアが会計を済ませ戻ってきた。ウィーネリアを連れていった店員は達成感に満ちた顔で戻ってきた。


「店員さんもありがとうございました、これはほんの気持ちです。」


と、店員さんに10アット渡した。この大陸にはチップは存在しないが、約2時間もウィーネリアの服選び等に付き合わせてしまったのだ。少しはお礼しないとね。


店員はチップを受け取ると、


「ありがとうございます、久々に着せ応えのある方でしたので私も楽しませてもらいました。それでは明日までには仕上がっておりますのでいつでもいらっしゃって下さいませ。」


と言うと、他の客の接客に行ってしまった。やはり熟練店員は違うな。


「っていうか、なんで明日?明日に買うものでもあるの?」


と俺が聞くと、ウィーネリアは頬を赤く染めてモジモジしながら、


「え…と、私のお尻の方には尻尾があるじゃないですか…?尻尾を下着に通すために、加工するんです…代金はもう、払ったので明日は取りに行くだけです…」


そういうと、俯いてしまった。


「ああ!そうだ!ゴメン、気づけなくて…」


そう俺が謝ると、ウィーネリアは、


「大丈夫です!気にしてませんから!それでは帰りましょうか♪」


そう言うとウィーネリアは俺の手を掴んだ。


その瞬間、俺の手は無意識に引っ込めた。


「あ、ゴメン…ビックリして…」


「あっ…だ、大丈夫です♪行きましょう!」


そう言うとウィーネリアは俺の手を繋ぎ直し、帰路を辿った。



宿屋に着くと俺は、


「ウィーネリア、先に部屋に戻ってて、少し用事を思い出した。」

「…?分かりました。」


俺はウィーネリアから返事を聞くとすぐに来た道を戻った。



「何だこれ…?」


俺は服屋から帰宅している時から発動したレーダーに困惑していた。反応しているには反応しているのだが、赤ではない。ピンクなのだ。今頭の中には、俺を中心とした円形のソナーのようなものが浮かんでいる。波紋状で100m間隔の、距離を図るための円がたくさんあって、


もっと詳しく

そう念じると50m間隔になった。そうするとより鮮明になり、ピンクの丸いマークが約20mをキープして俺の後付いてきている事が分かる。

ただ、なにかしてこない限りは放置だな。


そう割り切ると、適当に露店を見て回り、ピンクが接触してくるのを待った。



夕方と夜の境目の時間帯になり、何もして来なかったので、宿に付いてこられてもマズいので俺から行くことにした。

人に見られないようにポーチからロングソードを出すと帯剣し、ピンクに近づくと、そいつは今まで20mキープしていたのにもう動く事は無かった。


「貴女でしたか。」


「…貴方…人族でしょ…?なんでつけられてるって分かったの?」


ピンクの正体は青髪の、ギルドで俺をいきなり誘ってきた女性だった。

俺は、


「秘密です。それはそうと、何故私に付いてきたんですか?」


そう聞くと、


「んー…何でかしらね♪強いて言うなら…他のつまらない男と違うって、私の勘が囁いているからかな…」


と、青髪の人は言った。


「そう言えばお姉さんの名前は…知らないわよね、今日ギルド登録してたくらいだし。私の名前はメアリー、年齢は18で種族はマーメイドだけど、今は私の魔法で人間の足にしてるわ。海賊仲間からは『癒しのメアリー』なんて呼ばれてる。2つ名の通り治癒魔法が得意だよ。まあ攻撃魔法も苦手では無いけどね。こんなんでもマーメイド海賊団ではトップの治癒魔法使いなんだからね!」

と名前を教えてくれた。


「俺と一歳違いとか理不尽だ…ああ!んっん!、私はレンと言います。一応冒険者始めました。まあD級ですが…」


そう言うとメアリーは、


「え!昨日登録したのにD!? ってことはこの街で権力がある人からの推薦だね~?ふ~ん、有望株だね!」


と言った。


が、俺はそれより、


(この足は魔法なのか…惜しい…!)


と、魔法とは思えない美脚に目を奪われていた。


「あれ~レン君って脚が好きなの~?」


そうクスクス笑われて俺はすぐに目を脚から逸らした。


「す、すいません!そ、それで、具体的に私をどうしたいんですか?」


そう話を逸らすと、


「初々しいわね~私もレン君の事言えないけど♪」


そう言うと、ケラケラと笑った。


「それでね…これからが本題なんだけど…」



「私と…モンスター討伐デートしましょ♪」


と言ってきた。


「モンスター討伐…デート?」

「そう♪お願い♪」



生まれて初めて女の子から誘われたデートが討伐デートって…


(まあ海賊としても凄いらしいし、学ぶところはあるか…怪しい気もしなくはないけど…海賊団を相手に出来る程強くないし、乗るしかないよなぁ…)


「ねえ~ダメかな?」

メアリーは不安そうに俺の目をのぞき込んだ。


「…分かりました。こちらこそ宜しくお願いします。」


「やたっ!」




俺は素直に引き受ける事にした。流石に海賊の幹部のお誘いを断る度胸も強さもないのだ。

あ~さすがにメアリー登場は早かったですかね~?でも!なんとかしたいと思います~!


多分メアリーがハーレムの二人目になるとしても、まだかな~と。もしなったらどんなキャラにしよう…


2/6加筆・修正

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