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主人の真実②

スマホなので指がー

「んふふ~絶対頷いてくれると思ってたよ~それじゃ立ち話もなんだから…」


そう言うと少女は指を鳴らし、私の目の前にテーブルと椅子を出現させ、


「言い忘れてたけど地球の人はわたし達を見ることも触ることも出来ないから、そこは安心してねー。」


と言いました。


「もうこれくらいでは驚かなくなった自分が怖い…」

と、私はため息をついて椅子に座りました。



少女は椅子に座ると、真剣な顔で話し始めました。


「まず、連君の家はそこそこ裕福な方だったよ。連君は球技もしててね、かっこよかったなー!

まぁ、そこはあまり関係ないけどねー。


それでね、ジスパイルでいうところの高等勉学院の最高学年の時、とある女の子と付き合い始めたんだけど、付き合ったきっかけがね…まあ勢いだったわけなんだよ。

それで、付き合った時期がお祭りの近くで、彼女がプレゼントとして連君に色んな物をねだったんだ。連君はそれに応えて、たくさん彼女にプレゼントしたんだよー。


でも、その彼女がちょうどお祭りが終わる時に連君をフッちゃったんだ。キスはもちろん、手も繋いだことない…いや、繋がせなかったと言った方が良いかな…それは私も頭に来たよ。それでも連君は『俺が悪かったんだー』ってみんなに言ってて。優しいよね…そのあと大学校に進んだんだけど、連君が風の噂で聞いちゃったんだ。


『連と付き合ってた女が金持ちの彼氏と遊びまくってるぞ』


って。そのとき連君は気づいちゃったんだ。



『俺は彼女のサイフだったんだ』



ってね。地球の平民の女達は、平均的なジスパイルの女の子と比べても結婚条件や付き合っても良い条件を異常な程『金』と『容姿』にこだわっててねー。それで『女性』に失望した連君はアニメ…まあ、絵画や物語に没頭する事で現実逃避をしたの。

現実世界で受けたストレスなんかを食べ物を食べることで紛らわせながら…


そうしていくうちにさっき見た体になっちゃったんだけど…どう?ご感想は?元があんな体の奴に体を許せる?貴女の人生を委ねられる?





『傷』を癒す事が……貴女には出来る?私の力があれば強制的に隷属を解除する事も出来るけど?」


少女は笑っていました。元の可愛らしい顔から見たこともないくらい歪になるくらいに。


私は深呼吸をして叫びました。



「わたしはっ!たとえレン様がどんな姿であったとしてもっ!心の底から愛する事ができますっ!愛させて頂きますっ!何年掛けてでもレン様の心の傷を治してみせますっ!」


「貴女がどんなに連君を愛していたとしても、心の傷を治したがっても、可愛がって欲しいと言ったとしても、連君は最後の一線を越えまいとするよ?二度と裏切られない為に。心への損害を最小限にする為に。それでも貴女は連君が完全に心を開くまで支える事が出来る?耐えられる?」


「耐えてみせます!」


私は泣いていました。



すると少女は椅子から立ち上がり、私の方へと来て、ギュッと私を抱きしめました。


「それなら貴女に連君を任せられるわ…これから辛いことや、苦しい事があっても…連君の一番そばにいてあげてね…」


例えるなら万物の母であるかのような優しい声で言うと、また無邪気な声に戻って、


「それじゃー貴女をジスパイルに戻すね!今夜はありがとう!バイバイ♪」


そう少女が言ったと同時に、私はまた意識を手放してしまいました。

日本での教育機関は小学校→中学校→高校(専門学校等)→大学(→大学院)ですが、ジスパイルでは初等勉学院(幼稚園又は保育所と小学校が一緒になったところ)→高等勉学院(中学校と同等)→大学校(各専門分野に別れて学ぶ高校と大学が一緒になった様な場所。基本大商人の子や貴族、王族しか入学出来ない。)という風になっております。「あれ?」っと思った方すみません。


2/6誤字修正&後書き修正

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