生まれるまえにみる夢

第１部 この世でただひとり

人物紹介

■荒井壮太（あらい　そうた）

呼吸器官が弱い、十七才の高校生。カナヅチ。虚弱な体質。

白が散った琥珀の指輪をもらう。

ソー・アーライリー。

■エン・ヤッシャー

二十代半ばから後半あたり。

黒髪に赤がかった茶色の瞳。浅黒く大柄長身。鋭角的容貌。

黙っていると怒っているようにみえる。

太陽の意匠のペンダントをもつ魔術師。

六大弟子アリーシャの系譜。

■荒井真夏（あらい　まなつ）

壮太の母。バイクの整備士。

倒れた大型バイクも片手で持ち上げられる。

■石巻千夏（いしまき　ちなつ）

壮太の三つ年上のいとこ。

壮太の初恋の相手。

高校卒業後、スポーツインストラクターをしている。

■石巻小夏（いしまき　こなつ）

壮太の母の妹。

シングルマザーの姉を助けて、幼い壮太をよく家に預かった。