壱
俺は歩児手部マサル。皆からはポジティブ小僧なんて呼ばれてる。名前のままじゃぁ無いかなんて思っても見たりするのだが、そこはまぁ中学生の考えそうなあだ名って事で通してる。あだ名の通り俺はポジティブシンキングが大の得意だ。得意というか、ネガティブにモノを考えることができないんだ。ネガティブにモノを考える方しかできない人にとっては、得な奴だ思われるかもしれないな。でも俺からしてみたら、ネガティブにモノが考えれる方が得だと思う。だって、それなら「どうにかなるや」で指を骨折したりしないだろう?そう、今の文章で分かる人は分かったと思うけど、俺は絶賛入院中だ。っと、前置きが長くなったな。じゃぁ初期設定はこのぐらいで物語を始めようか。
突然だけど、俺は脚フェチだ。なんと言っても、あの野郎どもの、暑苦しい筋肉のついた脚とは違う、触ればこけてしまいそうな、それでいて、時に寄りかかっても倒れない力強さのあるあの脚がいい。野郎の角張った筋肉だらけの脚なんか見ていて胸くそ悪いし、そんなモンがみたいなら自分の足を眺めてればいい。長身の女性の、あのすらっとした造形美がいいんだ。足ではなく脚なのだ。・・・・語り始めるとつい熱くなりすぎて困る。まぁそんなこんなで、俺は長身の女性のすらっとしたあの脚が大好きだ。もはや愛している。
これまた突然だが、俺には中学入学時から惚れてしまった相手が居る。あいつの名前は森山ことみ。最初は「あの脚タマンネーな」位にしか思ってなかったんだが、彼女の横を通り抜けた時に来ちまったね。そう、においいだよ。俺は、脚フェチであると同時に、声とにおいフェチでもある。彼女の横を通り過ぎたときに、初めての、それでいてどこか懐かしくていいにおいがしてきた。俺が好きなのは、ギャルみたいに制汗剤や化粧のにおいで固めた雌のにおいでも、汗臭い雄臭いにおいでもない。あんなに好みのにおいなんてかいだことがなかった。もうこの時点で、結構キちまってる。最後にあの声だよ。俺は小学4年の頃から目は悪かったが、その分どんどん耳は良くなっていった。おかげでうるさい教室の中でも彼女の凜とした声が聞き取れたよ。たとえがいつも同じで申し訳ないが、俺が好きな声はギャルのきゃぴきゃぴした声でなく、腹の底に響いてくるような男の声でもない。彼女の清楚で、かといって小さすぎるわけでもなく、はっきりと凜として通る声が好きだったんだと初めてそのとき分かったよ。もう好みのドストライクだね。それからはこの無駄にいい耳で彼女の情報をぬみぎk(殴ry 集めまくったよ。おい、誰だ?盗み聞きとかこいつ変態だって思った奴。正直に出てこい。まぁいいや、そんなこんなで俺の好みのドスイトライクの彼女だ。一年生の一学期のほんの一瞬だけことみは俺の事が好きだって噂が流れたとき、俺はまだ子供だったんだろうな、それを言う奴を片っ端から殴っちまった。今思えばこんなに嬉しいことはないのにな。それからもまぁ彼女のことが好きだったんだ。そして一年生の二学期と言えばいいのか?夏休みの直前ぐらいに、一人が俺に告ってきた。俺はそのとき何も知らなかったからとりあえずつきあうことにしたんだ。あいにく俺の地元はすごく田舎で、ゲーセン?何それ食べれるの?カラオケ?聞いたことあるけど行ったことないし見たことないような子供だったんだ。でも俺がこんな事してる間に山を下りた町の方ではカラオケもあるし、ゲーセンもあるしな生活をしていたんだ。彼女ができて初めてゲーセンやカラオケに行ったんだぜ?しかも当たり前に彼女一人目だぜ?どうしていいか分かるわけねーじゃん。俺は自分では恋愛は受けじゃなくて攻めだと思ってたんだけど、このときばかりはどうしていいのか分からずに借りてきた猫してたなぁ。まぁ周りに圓丈わか(言い忘れてたけど彼女の名前な)意外に人が居てくれて良かったぜ。とりあえずそいつらと話してたんだ。そしたら急にほかの女子達が来て、俺とわかを残してみんなどっか行っちまったんだ。俺、どうしてイイの?じゃん。もう大変だったね。わかは俺に愚痴を言いまくるし。俺は俺でどうしていいのか分からないからとりあえずその愚痴に適当な相づち打つしかないしで。学校では俺たちほとんど口聞かなかったんだ。で、最高のリア充イベントクリスマスがくるんだ。俺はクリスマスに彼女にプレゼントあげなきゃならないのすら知らないで、のんきに過ごしてたのに急に彼女が一緒に帰ろうと誘うモンだから一緒に帰ったんだ。んで、帰り道だよ。彼女がまず口を開くわけだ。「明日から冬休みだね」
俺「そうだなぁ。しばらく学校無いから楽だわぁww」
見たいな乗りで会話し始めたんだけど、どうも彼女の様子がキレかけのように見える。
俺「どうしたの?」
「何でもないっ!!」
っていう往復をしてたんだけど、ついにわかがキレた
「もう!!どうして分かってくれないの?!明日から冬休みってことは、今日はクリスマスなんだよ?!なんか私に渡すモンあるんじゃないの?!しかも冬休みであえなくて寂しいっていうところじゃないの?!それなのに学校が無くて楽って何?!私のこと好きじゃなかったの?!もう意味わかんない!?!?!?!?!?!」
と言うわけだ。俺は何でこんな事言われにゃならんのだ、となる訳よ。こっちもさっきの態度でイライラ来てたところだったからこう言っちまったんだな
「クリスマスだからどうしたんだよ!渡すモンって何だよ、はっきり言えよ!学校ねーほうが朝起きなくて楽だろうが!!」
ここまではまだいいんだ。この次の俺の問題発言がマズかったな。
「元々好きじゃねーよ!お前金持ちんとこのお嬢様だからいいようにしたら色々楽かもっておもってつきあってるだけ!!誰もお前みたいな脚太い奴好きじゃねーよ!!」
言っちまったなぁ、おれ。んでそっからは倦怠期(?)だよ。迷惑メール送りまくるは、色々鬱陶しいはで。そのとき俺はまだ別れるって事を知らなかったんだ。俺は軽くそいつらを流してたんだ。そしたらいい加減飽きたのかメールが来なくなったんだ。学校でも話さない。メールも来ないな一ヶ月ぐらいたった頃に、一通だけあいつからメールが来たんだ。
「今までいやなこといっぱいしちゃってゴメンね。今まで冷静に考えてみたんだけど、私が悪かったね。でもマサルもひどいこと言っちゃったね。これでおあいこだね。あのときのことは、つい言っちゃっただけだよね?まだ私のこと好きかな?だったらもう一回つきあおう?」
みたいなことが書いてあったんだな。今思うと別れてもねーのにもう一回も何もねーだろってかんじなんだけどね(笑)でも俺は、今でも立派な解答をしたと思うね。
「今までこれほど言っておいて、腹の内をさらけ出した後でもよくそんなきれい事が言えるな。あのとき言ったのは全部俺の本音だ。偽りの気持ちは一つも入っていない。今でもその気持ちは変わってない」
と、返信したんだ。次の日のあいつの反応は面白かったな。今でもあの絶望感にうちひしがれた顔を思い出すと興奮するなぁ。したやったりという気持ちになるし。
っとソロソロ病院の消灯時間だ。この次はまた書く気になったら・・・・・




