「ストーリー解説」と「地形・場所の紹介」(ここから本文のネタバレあり!)
本編をお読みくださりありがとうございます。
ここから先はネタバレの宝庫です。
細部の補足だったり、朗読のための声作りなどに便利になるように、ストーリーのちょっとした解説や各キャラクターの隠し設定、詳細設定が記載されています。
もし「視聴者、読者としてまっさらの初見で読みたい、聴きたい」と思っている方は本編のほうを先にお読みいただくことを推奨します。
以下は「ストーリー解説」と「地形・場所の紹介」です。
■「ストーリー解説」■
本編のストーリーをネタバレ込みで言う場合は
「天河鈴香が天音山公園に散歩をすると、8年前に横断歩道で暴走車による事故死をしてしまった姉:明菜の幽霊と再会して言葉を交わし、鈴香の深刻なトラウマを治療してもらう話」
というものになります。
地の文は「鈴香の内心の独白」なので朗読の際は鈴香として読むことを推奨。
ただし「ナレーションなどのほうがいい]という場合はそちらでも構いません。
利用者の判断にお任せします。
最初の鈴香の独白部分の「横断歩道は恐ろしい」という部分は
「姉妹の過去」と「鈴香のトラウマ」をごちゃ混ぜにしたものの表現です。
これの詳細はキャラクター設定を参照してください。
鈴香が幽霊の明菜と再会してから、鈴香の表情はけっこうグシャグシャになっています。
しばらく会話して落ち着いていても、涙は少しずつ流れているような状態です。
姉の明菜が何度か鈴香の顔に指を添える表現がありますが、あれは鈴香の涙を拭っている行動を、鈴香から見た表現で言い表しています。
鈴香の声の調子などは「心を落ち着けてはっきりと話せている」か「たまにボロっと泣きそうな声が漏れるか、漏れないか」という程度で、声だけを聴いた場合は落ち着いた言葉のやり取りに聞こえます。
最後の鈴香の「――――っ」「――――っ!」の表現はほとんど声にならない嗚咽、叫びといったような表現です。
場合によって、利用者の判断で適当な台詞を加えても構いません。
利用者の判断にお任せします。
■「天音山公園(あまねやまこうえん)」■
本編の8年前に出来たばかりの大きな公園。
子供でも階段を上って到達できる小さな山の上にある。
広々とした場所で、子供が遊ぶ遊具や大人用の高い鉄棒まである。
草の生い茂る野原が一面に広がっている場所がある。
野原は緩い傾斜になっており、上り切ると上からほぼ全体を見下ろせる。
■「天音山公園付近の横断歩道」■
8年前、主人公とヒロインである天河姉妹が暴走車との事故に巻き込まれた現場。
大きめの横断歩道。時間帯で交通量はばらつく。
なお、8年前の事故当時は交通量が少なかった。
天河鈴香の自宅から天音山公園に行くには、必ずこの横断歩道を通る必要がある。