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0004 黒髪のメイドさん

「これから花太郎様の身の回りのお世話をさせていただくことになりました。フタバと申します。なんなりとお申しつけください」


[フタバ 15歳 メイド 近視]


 黒髪、三つ編み、黒縁眼鏡のメイドがあいさつにくる。少し地味っぽいところがいい感じ。異世界ってメイドに手を出すのは普通にありだったような気がするが、駄目なのかな? 駄目だよなあ。


「よろしくお願いします」


 まあ、頼むこともないな。漫画とか小説とかあるわけでもないし。そういえば、言葉普通に通じてるな。今更だけど。字とかどうなってるんだろう?


「フタバさん、この紙に文字を書いてもらえますか?」

「は、はい。何をお書きすれば」

「なんでもいいですよ。好きな食べ物とかで」


 彼女が書いた文字を見ると、文字の上にふりがなのように日本語が現れる。


「カボチャのスープですか」

「はい」

「私も好きですよ」


 文字に対しても翻訳機能は有効らしい。これを使えば通訳とか翻訳の仕事できたりしないかな。結構、高給な職に就けそうな気がする。あとでイイノさんに聞いてみよう。


「フタバさんはこの仕事は長いのですか?」

「いいえ、まだ始めたばかりで、どうして私が花太郎様のお付きになれたのか不思議なくらいで…」

「急に決まった感じですか?」

「はい」


 これはあれだな。期待の力を持ってなかったから余ってた人材をってやつだな。イイノさんもそうかもしれない。


 それにしても、フタバさんかわいいな。地味というか素朴というか。一緒にいて落ち着く感じが。イイノさん美人だけど、疲れるんだよな。軍人だから仕方ないけど。


「あの、花太郎様?」

「はい」

「あんまり見つめられると恥ずかしいのですが…」


 フタバさんの顔が赤くなっていた。


「ああ、すみません。考え事をしていました。この国のために自分に何ができるのかを」

「そうだったんですね」

「くせなので気にしないでください」


 とりあえず、誤魔化しておいた。


なんとか書けました。どこまでいけるだろう。がんばります。

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