0012 今後のこと
「きゃっ!」
貴賓室にいるフタバさんの目の前に転移する。驚かせてしまったようだ。
「すみません。驚かせるつもりはなかったのですが…」
「いいえ…。花太郎様は、大魔法が使えるのですね」
「最近、少しだけ自覚してきました」
「お茶をお持ちします」
「お願いします」
フタバさんがお茶の用意に部屋を出る。
「花太郎様、私はいろいろと報告することができましたので失礼致します」
「はい。わかりました」
イイノさんは急いで部屋を出て行った。
さて、どうしたものかなあ。いろいろありすぎて、いろいろ散らかってる感じだな。
翻訳では誰も読めないものが読めるし、回復魔法、転移魔法、念話ではめちゃくちゃ驚かれるし。最初に召喚された時には見向きもしなかったのになあ。問題はこれからどうなるかだ。
魔法の効果があるのは18歳未満の処女のみ。これは変わりようがない。それ以外の人の怪我や病気を治したり、生き返らせたりはできない。転移も念話もそうだ。
俺の力は敵陣に爆裂魔法を打ち込んだりして直接誰かを殺すなんてことはできない。だから、大量殺人とかは無理なはず。
なんにしても、戦争とかに加担するようなことはないようにしないと。
いや、いっそのこと逆に侵略者に加担するルート行ってみるか。富と名誉、女はよりどりみどりみたいな。悪くはないけど、心がぶっ壊れそうだな。やっぱり無理だ。
俺が戦争に協力しないとか言ったら皇帝はどう動くだろう。最悪、俺を殺しにきたりするかなあ。その時は、帝国のライバル国、ホバラ王国あたりに亡命するしかない。でも、その可能性は低いとみる。俺なら好待遇で囲って外に出さないようにする。異世界人を敵に回すなんて愚策はしない。
元の世界に帰れないかなあ。帝国秘技の超強化と大自爆を復活させたし、召喚分の仕事はしたと思う。役目を終えたのでお帰りくださいってことでいいんじゃないかなあ。
それとも、魔物が出現する元を断たないと帰れないパターンか。魔王でも倒せばいいのだろうか。それは勇者の仕事で処女使いの仕事ではないけれど。
改行多めにしてみました。読みやすくなってたら嬉しいのですが。




