0011 念話をつかってみる
「本当に死んだ人を生き返らせることができるんですか?」
「はい」
これから先、何回も同じことを聞かれそうだなあ。
「それはやっぱり18歳未満の…処女…」
「はい」
顔を真っ赤にしながら口にするコオリさん。こんな力ですみません。
「イイノ、これはすぐに上に上げたほうがいい。下手をすると私たちの首が飛ぶ」
「二人の首が飛んでも大丈夫ですよ。私が生き返らせますから」
「はは…」
和ませようとジョークを言ったのだが。受けなかったようだ。
「帰りましょうか」
「はい」
「帰りはフタバさんのところに飛びます。城にいるようなので」
飛ぶ前に念話でフタバさんに連絡しておこう。
「『フタバさん、聞こえますか? 花太郎です』
『花太郎様…!? お姿が見えませんが、どちらにいらっしゃるのですか? 』
念話でフタバさんに話しかける。
「『念話で話しかけてるんですが、これからフタバさんのところに転移しますので、貴賓室の方で少し待っていていただけますか?』」
『おっしゃる意味がよくわからないのですが…』
「『とりあえず、貴賓室で私が来るまで待っていてください』」
『はい、わかりました』
これで、着替え中に飛び込むってことはない。
「念話って…」
「私も知らない」
念話について説明をしていなかったかな。いきなり一人で話し始めたから変な人と思われたかもしれない。
「念話というのはあれです。離れた場所にいる人と話せる力です」
「相手はあれ限定なんですね」
「はい。あれ限定です」
話が段々スムーズになってる気がする。きっといいことなのだろう。
「私たち大丈夫かなあ」
「さあ…」
俺とイイノさんは城に戻ることにした。
毎日仏壇に線香をあげているのですが、寒いとライターがつかなくなるんですね。ガスが気化しづらくなっているのでしょうか? 部屋を暖めってからつけるとついたので、酸素が足りないわけではなさそうで一安心。




