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風の鈴  作者: もりんりん
2/3

もう1つの不幸と風鈴と

2話目です!

今回は少し長めにかけたのかなと思います!

まだまだ続くので、よろしくお願いします!

では、どうぞ!

俺に起こったもう一つの不幸。






それは、「祖母の死だ」






俺はおばあちゃんっ子とまではいかないが、ばあちゃんのことは好きだったしばあちゃんも俺のことをかわいがってくれた。


そんなばあちゃんが亡くなってしまった。


別に事件に巻き込まれたとか、病気になってとかではなく、寿命で亡くなってしまったと聞いている。前日まで普通に過ごしていたのだが、いつものように寝て起きたら帰らぬ人となっていたそうだ。笑顔で亡くなっていたそうなので、そこだけ俺は良かったなと思うところである。ばあちゃんが幸せな人生を送れたという証拠だと思うからだ。




すごく悲しかった。比べるものではないとは思うが、やはりフラれることとは比べ物にならないくらい悲しい。そのおかげと言ってはあれだが、フラれたショックはすぐに忘れてしまった。




ばあちゃんの葬式が終わって、遺品整理していたら遺言書が出てきた。ばあちゃんも、いつか来るこの時のために用意していたようだ。いろんなことが書いてあって、また泣きそうになった。それにばあちゃんは俺に最後の贈り物を残してくれた。それは、わけあって数日後に届いた。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




_____ピンポーン




「はぁーい!!」




受け取らないと。




_____ガチャ




「はい」




「こちら、風間さんのお宅でよろしかったですか?」




「はい、風間です。」




「風間…あ、あん「いおりです!」…あ、大変申し訳ありません!いおりさんはいらっしゃいますか?」




「俺がいおりですけど…」




「あ…そうでしたか…本当に申し訳ありません…こちらにハンコかサインをお願いします…」




「大丈夫ですよ。もう慣れたので。」




「そうでしたか…」




「はい、これでいいですか?」




「はい!では、失礼します!」




「ありがとうございました~」




_____ガチャ




また間違えられた…やっぱあんとも読めるよな…


まじで間違えられすぎて慣れちゃったけどな…




さて、今届いたのがばあちゃんの最後の贈り物だけど俺も中身知らないんだよなぁ…贈り物がある、としか書いてなかったし…




「まぁ、考えても仕方ないし、開けてみるか。」




ということで開けてみることにした。




______ガサゴソ…






「…ん?なんだこれ…」




出てきたのは、結構立派な木箱だった。




「なに入ってんだ…??? もしかして高いものとか…!?」




期待に胸を膨らませ開けた木箱のの中に入っていたのは……!!!




















_____風鈴だった。




















「ふ、風鈴…???」






確かにばあちゃんの口癖は「風情のわかるような人になりなさい」だったけど…






夏だし、せっかくばあちゃんがくれた風鈴だしな。










「飾ろっと」








でも俺風鈴についての知識ないしな…とりあえず、雨に濡れてもやだし窓の内側に飾っとくか。








_____チリンチリン






うーん、違いとかは分からないけどいい音だなぁ…



なんかもっとすごいものかと思ってて、少し肩透かしだったけど


ありがとう、ばあちゃん。大切にするね…!




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






こうして俺の夏休みが始まったのだった。

どうだったでしょうか…!

これでプロローグは終わりの予定です!


よろしければぜひ、感想をお待ちしております!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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