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三月三十三燦々

オレンジに溶けた雲はアールグレイの香り。気づいちゃうかな、悲しいな。止まったままの砂時計をひっくり返せない僕らは鐘の音を聞いているだけで。

白昼夢、平行線と嘘。エンターテイメント。電離するわ。揺れている、君はカラスに餌をやる。夢遊病。数分後には冷めているスープを、スプーンの背で撫でる。連れて行ってよ、どこかに。誰も知らないどこかに。 

僕らは、ニュータウンの公園にいた。どこか遠くで上がっている花火を一緒に眺めていた。滑り台の頂上にいた君が何かを呟きながら滑り落ちて、僕は未だにその言葉が何なのか知らないままでいる。


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