14/33
三月三十三千年
環状線の温度と、揺れている砂時計。パラレルワールド
ぼくらの秘密基地。
膿む、棘を抜くこともできず、
「一緒に踊ろうよ」放物線を描く通学路
金魚草を撫でて、アスファルトの熱にやられてしまって、
博愛主義
鉛筆を燃やす。手鏡の裏側を覗いたことがないから。
ねぇベートーベン、また明日ね。
ラブソングの歌い方がわからない私達は今日もノートを破って紙飛行機にする。
来世は白鳥になりたいな、なんて泣きそうな笑みを浮かべながら言わないで。
環状線の温度と、揺れている砂時計。パラレルワールド
ぼくらの秘密基地。
膿む、棘を抜くこともできず、
「一緒に踊ろうよ」放物線を描く通学路
金魚草を撫でて、アスファルトの熱にやられてしまって、
博愛主義
鉛筆を燃やす。手鏡の裏側を覗いたことがないから。
ねぇベートーベン、また明日ね。
ラブソングの歌い方がわからない私達は今日もノートを破って紙飛行機にする。
来世は白鳥になりたいな、なんて泣きそうな笑みを浮かべながら言わないで。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。