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三月三十三叉路
こんばんは。
私の時間、三角関数、震える三連符
愛してるよ。
祁門の香りに包まれながら、君に刺さった棘を抜いていたんだ。
眠たいよ、ぼくは氷の中で眠れずに、
乾電池みたいだね。
目を閉じると光るネオン、Blue、1号線に乗って、帰り道を遠ざけている。
意味なんかないよ。愛してなんかないよ。
脱水症状になりそうだ。
ねぇ、わたしはどこへ行けばいいのかな
なんて聞かないで、笑ってよ、メリーゴーランド。消えたくなる前に、
意味なんかないメールアドレスを覚える作業だけをしている。
きみは林檎が好きだった。きみは、葡萄も確か好きだった。確かめる術なんてないけれど。
生温い風に揺れるカーテン、焼き菓子の匂いもしない。
痛いよ
きっと、どこかの誰かには届くエスオーエス
わたしもぼくも、きみも嘘泣きだけが上手くなった人生だよ
ひとりぼっちのかくれんぼ、水面に映るユー、エフ、オー
「そこに、私の色はない」
Baby、ぼくたちの星はどこに行ったのか。「亡くなりました」融点は18度。
エンターテインメントさ
うるさいLED、寝かせてよこんな夜ぐらい。
きっと、明日には世界は終わってる。




