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奪命金剣  作者: 東武瑛
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逃げる事は出来ない

山小屋で奪命は蝋燭の灯りの下、剣の手入れをしていた。

長髪で不精髭を生やした奪命は剣を鞘に収め、座り込んだ。

昼間の疲れで眠くなるが敵はいつ何時来るか判らない。

緊張で眼を瞑り休む事しか出来ない。

そんな日々が続いている。

眼を瞑っていると斬殺した男達の姿が浮かんで来る。

殆ど圧勝したが運良く勝利した事もあった。

そうした時は天に感謝した。

今度は誰が襲って来るか。

不安はあるが逃げる事は出来ない。

戦う運命から逃げる事は出来ないと奪命は悟っていた。

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