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眼前の剣撃
その日、広東の街は祭で賑わいを見せていた。
李英風は弟子の梁と祭で賑わう通りを散歩していた。
派手に爆竹が鳴り響く。
獅子舞が通りを進んで行く。
見物人の中に奪命の顔もあった。
いきなり、屋根から男達が通りに飛び降りた。
見物人は通りから去って行った。
男達は奪命に拳脚を発した。
奪命は剣を抜き、男達を切り裂いて行った。
男達は皆、斬り倒された。
奪命は剣を鞘に収め、その場から去って行った。
李は、その様子を見ていた。
「凄まじい剣撃だ」
李はそう言い、去って行く奪命の後ろ姿を見ていた。




