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奪命金剣  作者: 東武瑛
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奪命の神技

その日、奪命は山小屋で咳こんでいた。奪命は肺の病を持っていた。これが奪命の最大の弱点だった。発作が急に来て咳が止まらなくなり、血痰を吐く。あらゆる漢方薬を試したが効果はなかった。奪命の剣は神技だった。しかし、この病は苦痛だった。

張が食糧を手に戻って来た。

「料理を作るから待ってろ」張はそう言って、中華鍋に野菜を入れ炒めた。

「さあ、喰え」張がそう言うと、奪命は起き上がり、料理を口に運んだ。

「旨いな」奪命が言うと張は笑みを浮かべた。

食事が済むと鋭気を養い奪命は剣の稽古を始めた。

奪命の剣は小枝を切ると落ちる木の葉は両断した。

それはまさに神技と言えるものだった。

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