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プロローグ

8/2 サブタイトルを変更しました

「じゃあまたな、景ちゃん!」


「ちゃんは余計だってば! また明日」


 最近仲良くなった友達と笑いながら校門をくぐり、それぞれの帰宅路についた。

 

 僕の名前は大杉景おおすぎけい、高校1年生だ。まだ成長期が来ていない小さい身体と幼い顔つき、切った翌月には肩にかかるほど異常に伸びるのが早い髪のせいで自己紹介の時に女子と間違えられた。

 貴重な4月を女子グループのマスコットキャラにされていたせいで男友達ができたのはつい最近のことだった。


「まったく、ちゃん付けはするなって言ってるのに」


 そう独り言を呟きながらも久しぶりの男子同士の普通のやりとりに、にやけながら歩く。


 家に帰ってから何をするか、明日友達に会ってどんな話をしようか。自分の世界に夢中になりすぎていたようだ。


 信号は青。いつも通りの帰宅路。そう思っていた。


 「危ない!」


 誰かの声が聞こえ、振り返ると居眠り運転のトラックが猛スピードで迫ってくる。


 (あっ、これは無理だな)

 

 助かる見込みがないと案外冷静になるもんだなと、トラックの運転手のハゲ散らかした頭を見ながら思い、


 そして、僕の短い人生は幕を閉じた。

 

後日修正する予定です。

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