30:静かなる殲滅作戦
ここでアレを使うのかよ、と俺は少し予想外の答えに驚く。
たぶんこれがマンガとかなら、俺の頭の上にはビックリマークが三つくらい飛び出ているシーンだと思う。
今まで使わずにいて、ここで使う理由は何なのだろう?
そう思いながらも、俺はアイテムボックスからイオナ自製のハンドガンを取りだした。
その原型モデルは6ミリBB弾を使用するエアガンとか、銃口の塞がれた金属製のモデルガンだったりするから、細部まで実銃と同じ訳では無いと思う。
だけどイオナが実家に隣接した工房で、真面目な顔をしながら金属を削り出しているのを俺は見ている。
フル金属製の削り出しだから、重さを考えると女子供には扱いづらい代物だ。
もっとも、魔力そのものを物質として凝縮した属性弾を発射する魔導具という観点から見れば、銃の外見的な大きさとか質感は、その銃の持つ威力とは直接関係をしていない。
属性弾を自動装填し、発射する部分のメカニズムにエアガンの仕組みを利用しているだけに過ぎない。
イオナが言うには、可動部分の耐久性を考えると金属製に落ち着くのだそうだ。
アイテムボックスに手を無造作に差し込んで、イオナに頼まれて保管してある魔導具銃の中から適当にチョイスをして、いくつかを取りだした。
一つ目はH&KのUPSとか言うハンドガンをモデルにした物、二つ目はグロックとか言う角張ったハンドガンをモデルにした物で、三つ目がグロック26とか言う小型のハンドガンをモデルにして造った物だった。
俺は、あまり銃そのものに興味も無いし詳しくも無いから、それ以上の事は判らない。
それは造った銃のチョイスがバラバラで、そこにポリシーとか統一性を見出せなかったイオナも同じだと思う。
俺が擬装夜営に使う荷物の上に乗せたハンドガンを見て、ヴォルコフとティグレノフが目を輝かせた。
アーニャも興味深そうに、そのハンドガンを見ていた。
しかし、俺の取りだしたハンドガンに対して、イオナが無言で首を振る。
理由の解らない俺は、訝しげにイオナを見つめ返した。
「わしの言っておるのは、そんなハンドガンなどでは無いぞ。 別に渡した長いのがあるじゃろう」
それならそうと先に言って欲しいなと、俺は小声で不平を言いながらも、アイテムボックスから長い銃を一つチョイスして取り出した。
この場合はサブマシンガンでは無く、これだろう。
それを見たイオナが、満足気に頷く。
どうやら、今度は正解だったようだ。
俺の取りだしたのはスコープ付きの狙撃銃で、イオナがG22とか言う実銃を元に造ったと言っていた事を思い出した。
ようやく、俺はイオナが何をしようとしているのかを理解して、もう一丁似たような狙撃銃を取りだした。
「うむ、それをヴォルコフとティグレノフに」
俺がイオナの意図を察して言われていない二つ目の狙撃銃を取りだした事で、満足そうな笑顔になったイオナが、顔を動かしてそう指示をした。
二人は俺が差し出す前に、その狙撃銃に手を伸ばしてくる。
ロシアの軍属なのにドイツ製で良いのかよという程度の突っ込みは、あまり銃に興味の無い俺にでも出来るけど、状況が状況だけに黙って狙撃銃を渡す。
森の奥での特訓期間中に、俺たちの仲間以外では銃が動作しないように錬金術と魔法を使って封印も施してあるから、万が一盗まれても鈍器としてしか使えないだろう。
「前にも説明をしたが銃と言っても形だけでな、弾を装填して発射する部分はエアガンの丸パクりじゃが、肝心の魔力弾を生成するシステムは魔導具そのものじゃ。 弾倉に仕込んである魔石に和也が込めた魔力が動力源じゃで、弾倉の見かけ以上に数多くの弾が撃てると思って良い」
そう説明をするイオナの表情は、どこか誇らしげだった。
まあ、自作の銃が実戦デビューをするんだから、嬉しくない訳は無いよな。
「和也よ、二人の姿勢を安定させい」
そんなイオナの指示を受けて、俺は考え込んだ。
揺れる馬車の上で、狙撃が出来るように二人を安定させるには……
色々と考えた結果、俺は二人にエアクッションの上で狙撃姿勢をとってもらう事にした。
更に二人が乗ったエアクッションの上に防御結界を張って、その防御結界に対して地面から等距離を保つように反重力魔法をコントロールする。
これで、二人は馬車の揺れとは関係無く、地面から等距離を保つ防御結界の上で射撃姿勢をとることが出来るようになった。
おそらく、宙に浮いた透明の板の上で射撃姿勢をとっているようなものだろう。
周りで見ている他の仲間たちには、何が起きているのかは判らないはずだ。
だけど、ヴォルコフとティグレノフが馬車の揺れとは無関係な、安定した透明な土台の上に寝そべっている事は、見れば判る。
二人が左手の親指を上げて、OKサインをくれた。
イオナが、それを確認して満足そうに頷いた。
メルとアーニャは、頭にクエスチョンマークが浮かんでいるような表情をしていた。
レイナとバルも、恐らく同じだとは思うけれど、その平然とした顔からはそんな様子が掴めない。
「照準は機械固定で百メートルに合わせてあるが魔力弾は放物線を描かぬでな、発射から消失までの約6秒間は直進を続けると考えてくれ。 初速は音速を超えぬギリギリじゃで、射撃音も大したことは無いはずじゃ」
イオナの自慢気なスペックの告知に、ヴォルコフたちは黙って頷く。
俺には何を言っているのか良く判らないけど、二人にはそれで通じるのだろう。
そして、俺の頭の上にもクエスチョンマークが浮かびかけた時、イオナがこちらを向いた。
「和也は、例の姿を隠す隠れ蓑のような魔法で馬車から飛び出し、待ち伏せをして居る連中を空から攻撃せい。 くれぐれも派手なエフェクトのあるスキルは使うてはならぬぞ」
「襲われてもいないのに、こっちから先に攻撃すんのか? それはいくら何でも、やり過ぎだろ」
俺は思わず、そう反論してしまった。
だって、それじゃこっちが先に犯罪者になってしまうじゃないか。
「良いか和也。 こちらの世界ではあちらの世界の、とりわけ日本で生まれ育ったお前には信じられぬ程に、命の値段が安いのじゃ。 しかも、人権などと言うものを守る法律すら、まともには無いと言っても良い。 向こうの常識を捨てるのじゃ」
「そうね、和也にはまだ理解できないでしょうけれど、こっちでは盗賊など問答無用で死罪。 警察なんてものが存在しないから、それを決行する者は盗賊に対抗できる力を持った者すべてなの。 そして、相手に剣を向けた者は、逆に殺されて返り討ちに遭っても文句は言えないのよ」
イオナの言葉をレイナが補足して、俺に語ってくれた。
つまり、相手が盗賊や山賊である限り、あるいは相手がこちらに剣を向けている場合には、俺たちが刑の執行者となっても良いと言うことなのだろう。
だけど相手が盗賊とは言え、さすがに見つけ次第殺すという選択肢は、実行者に選ばれた俺としては厳しいと言うしか無い。
せいぜい戦闘不能にすれば商隊を守る仕事は事足りるんじゃないかと、そんな考えが頭を過ぎった。
「和也よ、念のために言っておくが、もしもお前が手加減をして盗賊を討ち漏らせば、そいつらは別の旅人や商隊を襲って罪も無い人々を殺し続ける事になる、という事をくれぐれも忘れるでないぞ」
立ち上がり際にそんな事を指摘されれば、流石に俺の動きも止まろうと言うものだ。
図星を突かれて狼狽える俺を見て、バルが口を開いた。
「カズヤよ。 わしは、相手に情けを掛けて命を助け、逆恨みから暗殺された者を何人も見てきた。 犯罪者に情けを掛けることは、被害者を増やすことだと知れ。 人の世に関わろうとする限り、力の有る者は俗人が背負わなくても良い事も、時に背負わされてしまう事もあるのじゃ。 よく考えて答えを出せ」
「判った…… 」
俺は敢えて『解った』とは言わずに、心の中で『判った』という漢字を使って返事をした。
どちらも言葉の上では同じ発音だけど、その意味するところは違う。
バルの言いたい事も解るし、イオナの言う理屈も理解できる。
だけど俺は、それを心の底から理解し納得したとは、言いたくなかった。
のろのろと立ち上がる俺に、仕方ないなあと言うような顔をしたアーニャが近付いて来た。
そして、小さな体で精一杯の背伸びをしながら顔を近づけてくるから、俺は再び腰を落とす。
「あのね、平和な日本で生まれて育ったカズヤには、まだ納得出来ないでしょうけど、イオナとバルちゃんの言う事は正しいわ。 あっちの世界にも、驚く程人間の命が簡単に奪われる世界は沢山あるの。 でも、カズヤがそれをしたくないのなら好きにすると良いわ。 あなたが知り得ないその結果までを、あなたが背負う責任は無いわ。 どうしたって死ぬ奴は結局死ぬし、生き残る奴は最後まで生き残るものだから」
俺は『ありがとう』と言って、アーニャの柔らかい巻き毛の金髪頭に左手を乗せると、クシャクシャにした。
慌てて小さな両手を頭に乗せてカチューシャの位置を直すアーニャを横目に見ながら、俺は隠遁結界を自分自身に掛けた。
俺が馬車の最後尾から飛び出した後に、パシュッ!と言うような乾いた小さな破裂音が三つ聞こえる。
その直後に、馬車を追跡していた反応が三つとも消えていた。
俺は馬車の後部から飛び出した後、少しの間だけ姿勢をふらつかせながらも、上空へと舞い上がる。
安定飛行に移ってからは、馬車の群れを追い越すのは容易かった。
先頭の馬車を先行すること五百メートルほどの場所で、待ち伏せをしている盗賊たちを見つけた。
それぞれがボロボロの布きれを何重にも身に纏い、その上から毛皮を身に着けた男達は、その武装にも統一性が見られない。
俺は上空からゆっくりと降下して、盗賊たちの背後になる位置で空中に静止した。
草陰に潜む盗賊たちから少し離れた場所には、この世界で馬と呼ばれている生き物が何頭も集められているのが見える。
恐らく、そこが奴等の臨時駐車場と言う事なのだろう。
その場で浮遊する俺の耳に、奴等の話し声が風に乗って聞こえてきた。
「お頭、さっさと片付けて遺跡に潜り込みましょうや。 サスカイアの町は特需で、たいそう景気が良いみたいですぜ」
「神殿が出張って来て冒険者ギルドが仕切り出すまでが、俺たちのような者の稼ぎ時だからな。 しかし、わざわざ俺たちも遠くから来たんだ。 あの馬車は行きがけの駄賃に、白の神様が俺たちに下された物だと思って、精一杯働きな!」
「お頭ぁー、女は、女は乗ってますかねぇ。 おいらもう十日も女を抱いてないから、もう溜まりまくって今にも破裂しそうですぜ」
「ああ、旅の危険を避ける為に商隊に同乗させてもらう婦女子は多いからな、いずれこの商隊に同乗した事を後悔する羽目になるだろうよ。 ただし、見つけたら俺が先だ!」
ギャハハハと言うような下卑た笑いが、声を押し殺してはいるものの、明確に聞こえてくる。
うちの婦女子に手を出そうものなら、そんな冗談を言うまえに首が胴から離れているだろうなと、俺は心の中で思った。
なにしろ正体の判らないバルや、戦姫とでも言うべきレイナだけでなく、アーニャも只の金髪ロリっ子じゃ無い。
お嬢様っぽいメルだって平気で敵の眉間に矢を放てるし、みんな綺麗なだけのお人形さんじゃない事を俺は知っている。
彼女達に手を出したら、間違い無く後悔するのはそっちだけどな……
そんな事を、俺は心の中で呟いた。
ふと馬車の方へ顔を向ければ、先程よりもだいぶ近付いて来たようだった。
あまり時間も残されていないようだ。
俺は少し考えた末に、盗賊全員に対して黒魔法の『混沌』を掛けた。
いくら相手が盗賊とは言え、まだ何もしていない相手に対して即死級の攻撃を無差別に仕掛ける程、俺の心は荒んで居ない。
或いは、まだこっちの世界のルールに馴染めていないだけ、なのかもしれない。
だけど、これで良いと俺は思った。
俺は、こっちの世界を平和にするために転移してきた訳じゃ無いし、俺がやらない事で何処かの誰かが被害に遭うのかも知れないけど、それは俺と関係のない事だ。
だけど、今日ここで彼らに直接手を下すのは俺じゃ無いと思っただけだ。
それについて、深い理由も立派なポリシーも無い。
強いて言うなら、たぶんそんな気分じゃ無い、というしか無いだろう。
俺の眼下では、さっきまで威勢の良かった盗賊たちが苦しみ悶えていた。
ある者は自分の吐瀉物にまみれ、またある者は大小便を撒き散らして、声も出せずに混沌の中をのたうち回っている
「このくらいで勘弁してやろうぜ、イオナ…… 」
俺はそう呟いて、その場を後にした。
たぶん、あいつらは数日の間くらい使い物にならないだろう。
姿を隠したまま馬車に舞い戻ると、すぐに結界を解く。
それはちょうど、商隊の先頭が盗賊の待ち伏せしている辺りを通過する直前だった。
何にしても、ギリギリ間に合った訳だ。
「して、首尾は?」
「ん、そっちはどうなんだ?」
戻ってきた俺に、イオナが問いかけてきた。
だから俺は、その問いかけに質問で切り返した。
「さすがは二人とも現役のプロだけの事はある。 すべて一発必中じゃわい」
俺の質問にそう答えたイオナが、俺の顔をジッと見ていた。
ヴォルコフとティグレノフは、俺に向かって笑顔でVサインを見せている。
「まあ良いじゃろう、それもお前の選択じゃでな。 要はこの商隊が襲われなければ、誰も文句は言わぬし、そもそも護衛を受け持つ者たちの中で、待ち伏せに気付いていた者も多くはあるまい」
そう言って、イオナはニッコリと笑った。
俺は何だか釈然としなくて、つい思った事を口に出してしまった。
「なんか、さっき俺に言ってた事と話が違うんだけど、その程度の事だったのかよ」
不意打ちで相手を殺す…… 相手が盗賊でそれが正当化される世界だとしても、大量に人を殺すという指示に俺がすごく悩んだというのに、出来なければそれでも良いとは、どういう事なのかと思った。
それは、俺の事をあまりに馬鹿にしているんじゃないかとさえ思える発言だ。
トコトコと歩いて来て俺の隣に座ったバルが、さり気なく口を開いた。
まるで、俺に聞かせるかのように……
「ずっと昔の事じゃ…… 結界に守られた、とある国にふと迷い込んで、その国の美しい姫と仲良くなってな、しばらく一緒に暮らした事があるのじゃ。 ずいぶんと心の優しい姫で、突然現れたゾルバとか言う悪鬼の率いる大群をも蹴散らすほどの大きな力があったのじゃが、いつも最後のとどめを刺さなんだ。 わしも微力ながら力を貸したのじゃが、わしは後難を防ぐためにも悪鬼共を根絶やしにすべしと進言をした。 しかし姫は奴等に棲む場所を与えて見逃してやったのじゃ」
遠い昔を懐かしむかのように少し上に顔を向け、遠くに視線をやりながらバルは続きを話し始めた。
全員が、初めて聞くバルの身の上話の一端に興味津々で、俺の持ち出した話は何処かへ行ってしまっていた。
「何度か悪鬼共の反乱が繰り返されたが、その度にわしと姫とその側近たちが中心となって撃退をしたのじゃ。 それでも姫は悪鬼を根絶やしにする事を拒んだ。 その姫には一定期間に数日間だけ力が弱まる時があってな、戦いを繰り返すうちに、その時を悪鬼共に知られておったのじゃ。 そして、奴等はその時を突いてきた」
日本の話なのか、外国の話なのか漠然として判らないけれど、姫とか悪鬼とか出てくると相当昔の話なんだろうという事は想像が出来る。
バルはその先を話す前に、遠くを見て一瞬だけ哀しそうな顔を見せた。
「わしは、あちらの世界では魔素が足りぬでな、一緒に居る姫の魔素を分けて貰い、それを蓄えておったのじゃ。 姫の力が発揮出来ぬ時は、わしが代わりに悪鬼共を殲滅してやろうと打って出て、姫の側近のアサジという男と共に奮闘したんじゃが、魔力切れで力尽きたのじゃ」
そこまで一気に話して、バルは一息つく。
しかし、その後の話の方が俺には衝撃的だった。
「その後、その国がどうなったのかは知らぬが、姫の力が戻るまでの時間稼ぎは出来たと思っておる。 国を覆う結界の綻びより脱出して力尽きた処を、カズヤお主に救ってもろうたのじゃ」
「…… って、え? 最近の話なのか?!」
バルの話の筋とは、まったく関係無い部分で俺は驚いた。
江戸時代とか中世の頃の話だと思っていたら、ほんの10数年前の話だったんだから、誰だって驚きもするだろう。
「姫と出逢ったのは何百年も前の話じゃからな、嘘では無いぞ。 それよりもわしが言いたいのは、敵に情けを掛けると言う事の引き起こした長い戦乱の話じゃ。 人でも悪鬼でも、楽をして何かを得る事を覚えた者は、一部の例外を除いて必ずそれを繰り返す。 情けを徒で返される度に姫も悩んでおったがな、それを何度でも受け止めて跳ね返せるだけの力と、強い意志がある者だけじゃな、殺さずを貫ける者は」
俺には、さすがにそこまでの覚悟は無い。
ただ、そんな気になれなかったと言うだけの話なのだ。
そんな俺を見て、バルは言った。
「先のことは、誰にも判らぬ。 やったことの結果がどうなるかなど、神でも無い限り知り得る筈も無い。 故にカズヤが盗賊を殺さずとも、何かが明確に変わる訳でもないのじゃ。 お主が世界の審判者でもない限り、誰もそれを責めることは出来ぬ。 今は殺さずとも構わぬが、いずれ経験を積んで別の答えを導くことになったとしても、恥じることは無いのじゃ。 今は出来なかったとしても、それで良いのじゃ」
俺はバルの言葉から、アーニャの言っていた事と先程言われたイオナの言葉を思いだしていた。
ふと見れば、イオナが小さく頷いていた。
盗賊をするような連中は、見つけ次第に殺してしまった方が良いのだろう。
たとえ今は殺せなかったとしても、それは俺が自分で考えて決める事で、今後も悪党を殺さないように自分を縛る必要も無いと言う事なのだろう。
イオナの言った事は、今の俺に出来る事をやれば良いと言う事なのかなと、そう思った。
俺は神でも世界の審判者でも無いのだから、そこまで盗賊の処理に一貫性や統一性を求められたり、見逃した後の責任まで考える必要も無いのだろう。
それより何より、バルの謎は深まるばかりだ。
あいつ、いったい何歳なんだ?




