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かくしょう。

作者: にゃんにー

僕の言葉のほとんどには、確証がない。


この世には僕がまだ知らないことであふれているし、理解していないこともまだまだたくさんある。



僕は若造で、時間も残されている方だとも思う。


しかし、たとえ僕の余りある時間を全て費やしたとしても、この世の全てを理解することなど到底不可能だ。


この世の真理に到達するという点においても、僕はあまりに非力な存在だ。



知っていることや理解していることを数えていったほうが早いような人間であるからして、


僕は、自分の言葉が正しいかもわからない。間違っているかもわからない。


それでも言葉を残したくなる。不確かなものを、わざわざ記したくなる。




どうしてだろう、と考えてみる。




ああ、きっと僕は、「考えた跡」を残したいんだな。


今この時の僕は、こんなことを考えているんだ、というのを、何らかの形で残したいんだ。



今の僕自身が考えたこと。


そういうものが、正しかったとしても間違えていたとしても、なかったことにはしちゃいけない気がしていて。



日記代わりのノート。部屋に散乱するメモ用紙。PCの中に保存してあるテキスト。


そしてこの文。その全てが、足跡であり、傷跡であり、生きている証でもある。

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