土人 異世界の森に
あらすじ 祖霊だか精霊だかにあった土人 旅に出る事になる。
俺は土人だ。名前はまだない。手長槍の息子で集落では通じるし、他の集落や部族では人食い部族の狩人で通じているからである。
先に逢った、祖霊は俺に贈り物をしてくれた。
槍と弓と知恵?加護?
物としてもらったのは判るが、知恵とか加護とかはどんなものだろう?
そして目的も言われなったのが気にかかる。
今いるのが森の中である。俺がいた森よりも土が乾いていて、木々の匂いが違う。
是では食べる事ができる草花を見分ける事ができない。
土人はその土地に根付いていなくては役に立たない、白い人は我等の祖先の兄弟たちを捕まえて遠くの地に連れて行ったが土地を離れた土人は役に立たないだろう。せめて彼等の魂の眠る地が幸いでありますように・・・・・・・・・
とりあえず、獣いないか?みてみる。
暫し森歩く。
てくてくてくてく・・・・・・・・・・・・・
催してくる
ぶりぶりぼっとん。
川がある。
水飲んで ざばざば・・・・・・・・・・・
冷たい水だ・・・・・・・・・高い山から届けられたばかりなのだろう。
恵みに感謝を・・・・・・・・・
獣だ
がさがさがさがさ・・・・・・・・・・・・
でかいな、俺の三倍はある。
黒い毛むくじゃらで立ち上がってくる。
俺を喰らう積り満々であるな。
宜しい、食うか食われるか・・・・・・・・
挑む獣よ、何時はまさしく戦うものだ。
俺の食い物に相応しい。
いざ・・・・・・・・・・・・・
ぶぅん!
獣の腕は木をなぎたおし、俺に襲い掛かる。
でもおそい、それならば大猫のほうが早いし鋭い。
それすらも避ける俺には問題なく避けられる。
俺は腰ダメに槍で突っ込むと獣の胸板に突き刺さる。
どびゅ!
胸板から血を流しながら獣は俺に襲い掛かるが、失血は命に関わる。
俺が避けているうちに獣の動きは弱くなっていく
俺は槍を掴むとひねりを入れて引き抜く。
どばどばどばどば・・・・・・・・・・
血を流して獣が倒れる。
良き戦いであった。
一番の狩人である俺に相応しい獲物だ・・・・・・・・・・・
この獣が幸いの道に入るように精霊と祖霊に祈った後、俺は肉に挑みかかるのであった。
うまうまカタカタ・・・・・・・・・・・
後は塩土があれば最高なのだが・・・・・・・
腹もくちくなった。満足・・・・・・・
手頃な木を見つけると俺はよじ登って眠りにつくのだった。
肉は沢山、いい森だ。
早く人を食わせて見たいなと思うのですが上手くつながらない。