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休日

作者: 名無し

形から入るタイプの人間がいる


自分を進化させたくて何かを始める時

物質からスタートする

たびたび登場するマイハズバンド

完全にそのタイプ

(観察するのにもってこい)


まったく使った形跡のない英語教材

新品同様、未開封

途中読みで本棚に並ぶ自己啓発本

あちこちに散乱する筋トレグッズ

ダンベル、アブローラー、バランスボール…

躓いて危険だし、掃除の邪魔でしかない


買っただけでゴールやないかい


本人いわく、数回使えば元は取れる、と意味不明の戯言を抜かす

思えば体を鍛える系の通販グッズは、我が家に一通りある

物置にはエアロバイク、伸びるゴムのやつ、足踏みするやつ(商品名は忘れた)

出てくる出てくる…


使っているところを目撃したことはあるが、身体には全然反映されていない

最近では本人も無駄にする自覚があるらしく、安物買いばかりしている


ちなみに私は、それらに触ることもない

子どもたちは面白がってオモチャ代わりに時々使っている

私的には、体を鍛えるのに道具は必要ないと思う

負荷をかけるのは何も無くてもできる


男子は道具が好きなのかもしれない

コレクションや収集癖が男性にはある

そういうことにしておこう(寛大な妻の鏡)


英語を身につけたがるのは何ゆえか?

戦後の昭和生まれの欧米コンプレックス?

仕事で有益だから、というのが一番の理由なのは理解できる

夫の会社は海外出張もあるし、やり取りもある


しかし、島国の日本に住んでいる限り、ほぼ英語を使う機会は無い

私自身は、独身の頃に留学前に英会話教室に通ったことがあるくらい

その当時は少し英語力が上がった

必要に迫られたなら、自然と身につくもの


つまり、移住でもしない限りは他言語は無用

その国のパートナーと付き合う以外は

夫の場合は、学生時代から英語が苦手で医者になる夢を断念したらしいので、苦手意識を克服したいのかもしれない


良く言えば、向上心から

穿(うが)った見方をさせてもらうと

やはりイイ男の標本は欧米男性という刷り込みが男性にはあるように思われる


マッチョで白い歯で快活なアメリカンジョーク

まあ確かに生物として人類の中で優勢な感じはする

いやでもあなた、コテコテの米好き短足武士魂ですよね?


あまり好き放題言うと、全日本人男性を敵に回しそうなのでこのくらいにしておこうっと


世界中の男性から人気の大和撫子は

真面目で一本気で優しい男性が好きですよ、言っとくけど

身体は小さくても、心が広くて

冗談は面白くなくても、丁寧な言霊で接する

形から物質を変えようとするより、ありのままの素直な心が大事


理想もいいけど、自分らしさを伸ばすなら、型にはめたやり方や画一的な思考はいったん外してみる

猫も杓子も筋トレ、語学、自己啓発でモテよう稼ごうとする風潮

(ご多分に漏れず単純なB型夫を例に)


魂を高め磨きたいのなら、物質より心

(万年ダイエット、クローゼット限界、スピリチュアル主婦が言う…)

オリジナルの理想の自分を大切にしよう


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― 新着の感想 ―
 もっと欲張ってよいのでは?  心、技、体の三拍子。これこそが理想だと思います。  だって人間は物質世界の存在ですしね。  自分らしさはそのバランスかな。
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