第一次異獣災害
第一次異獣災害。
突如、世界中に後にホールと呼ばれる黒い穴が出現した。
それは町中、空、海問わず表れ、その黒い穴から今までは見たことが無いような化け物が出てきた。
その化け物たちは次々と人々を襲い食らい始めた。
当然、人類は銃やミサイル、爆弾等既存の兵器で対抗しようとした。
しかし、その化け物たちは体に不思議なエネルギーの様なものを纏っており、兵器の利きが悪く徐々に追い込まれていった。
そんな中、日本の天才科学者 藤田孝雄は化け物が纏うエネルギーを研究し、シードと呼ばれる種を開発した。
シードは人間の脳に眠る今まで未知であった領域を刺激し、不思議な力:異能 を目覚めさせた。
異能を操る人達はシーダーと呼ばれるようになり、その力は 化け物:異獣 の纏うエネルギーに阻害されず有効であった。
人類はシーダー達を中心に押し返し徐々に復興していった。
後の研究でシードへの適性の有無は生まれてすぐに判別することができるようになった。
その適正の高さはある程度成長すると言われ、高いほど強力な異能を発現する傾向がある。
しかし、シードは脳の成長が不十分だと取り込めないことが判明する。
おおよそ15歳前後で取り込めるようになることから、日本では高校入学後にシードを取り込むこととなっている。
得られた異能により進学先や将来に大きく影響する一大イベントである。