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僕と君の日常サスペンス  作者: 秋乃しん
10/17

実感

よろしゅう


 帰り道。


当たり前になった君の隣。


今日はなんだか落ち着かない。


 「なあ…」


これから君に何を話そうかなんて決めていなかったけれど、だいたい僕から声を掛けて話が始まる。でも、今日はその内容というものが出てこなかった。だから、それ以上は何も言わなかった。


「ねぇ…」


数分歩いた頃、君から声が掛かる。

僕は黙って、僕よりも身長の低い隣にいる君に目をやる。


「……」


「……」


何も話し出そうとしない君に、文句を言うか迷ったけれど、先ほど僕も同じことをしたので、言える訳もなく、何も言わずにただ歩いた。


「……」


「……」


黙ったまま、君はわざとらしく、ゆっくり歩き始めている。そんな君を不思議に思ったけれど、まだ僕は何も言わないようにした。

それなのに、君は気恥ずかしくなることを言葉にした。


「会話のタネがない。でもさ、こう言う日も偶にはいい」


「そうだな」


「布団が吹っ飛んだ、なんつって…」


「……」


「傷つきます」


これは夕暮れの中。

ありしゅうございました

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