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今何時......なんかすごく深い眠りをしたような感じ……
試しに手を伸ばしてスマホを探したら、うっかり頭の方がベッドサイドテーブルにぶつかった。そのおかげで、ちょっとだけ目が覚めた。
なんとか自分のスマホを見つけて、画面を観ると、示した時間は朝8時。
……
…………うそ!私、10時間以上寝てったの?!まさか昨日のダンスレッスンで、私を疲れさせたのかな……
また寝たいよ……
……だめだ、やっぱり起きよ。時間を無駄にしちゃ。
私は無理やり自分を起こして、顔を洗うために朝ご飯を食べるために部屋を出た。リビングルームに行くと、すぐそばのダイニングテーブルの方からコーヒーのアロマとご飯の匂いがする。
「おはよう、ちょっど朝ご飯ができたよ。」
「……うん、おはよう。」
半分寝起きのままの状態で、椅子に座り、朝ご飯を食べ始めた。
私はマン先にマグカップに手を付けた。一口飲んだあと、母さんは私に今日の予定を聞いてきた。私は今日一日はハピネスタウンでぶらぶらすると答えた。
朝ご飯を食べたあとすぐ、シャワーを浴びて服を着替える。準備完了次第、私は家を出た。
自分の家からハピネスタウンまではおよそ30分かかる。
そして、運がいいのか悪いのかわからないが。ハピネスタウンの正面ゲートをくぐった後すぐ、ある建物の裏道から荒ぽぴ声が聞こえてきた。その声の出所を見ると、いかにも不良な格好をしてる二人の男性は、ある女性をナンパしてる。その女性は嫌がる仕草をしてるのに、男性たちはあきらめずに女性をコーナーまで詰めた。
流石にやばいそうな状況になってきた……久々に体を動かすか。
「ねね~あなたたち暇なのか?ちょうど私も“相手”を探してるの。」
私の“誘い”声を聞き、不良な格好をしてた男性二人は、私に視線を振り向けてきた。
あ……一目でもわかる不良な姿だ。特に彼らの外見、人としての服装や姿勢がすごくわかりやすいくらい自分の個性が出ている。一人は派手な緑色の髪色をしてる、もう一人は鮮やかな黄色の髪色をしてる。その次は目、すなわち瞳。この二人の瞳には野獣が宿てる。まるで数年間欲望に飢えて、獲物を探し始めたようだった。そして限界まで耐えて、最後の最後にやっと獲物を見つけたって感じ。
「ほっほ、お嬢ちゃん、けっこうかわいいじゃん!相手がいないなら、おれたちが付き合ってやるぜ!」
ちょうろいすぎて呆れた……
緑色の髪の不良は、私に手を差し伸べてる時、相手に隙を見せないために、私は素早くその手を掴んだ。自分の背中を支えにしと肩に担ぎ、相手の体ごと背負うように、前の方向に投げて、地面に落とす。
一本背負投だ。
「お前も“一本”付き合う?」
「け、けっこうす!!」
と、黄色の髪色の不良はきゅうに臆病になって逃げ出した。
いちよ普通の人間だな。痛い目に合うより自分の命を優先するのは人間の本質。それはこういう不良とやりあうのも同じ。だからこういう首を突っ込むのは大体は正義感や面白がってかっこつけ、あるいは気まぐれ。
私はナンパされた女性の元に行き、彼女の容態を確認したいと近かつて、試しに彼女に話しかけてみようと思った時、彼女のほうが先に声を出した。
「後ろ!」
彼女は、私に警告した。
やっぱり“あの”逃げはフェイクだった。なぜならあの不良の気配がまだ私の後ろにいるのはわかる。
少しだけ振り向くと、先臆病のフリしてた不良は小刀を持ち出し、私を刺す勢いで私に向けた。
私が身を構えて反撃しようと思った時、その不良の男性は先に悲鳴を上げた。と同時に小刀は彼の手から落とした。
悲鳴の原因は、誰かが不良の手を強く掴んだらしい。
「ナンパにしろ、女の子をいじめるにしろ、どっちもかっこよくないね!」
「いたい!いたい!!!わ、わかった、わかったから!!たのむから!手を離してくれ!」
その人も不良男性の手を離して、不良男性はすぐさま気を失ってるも一人の男性を担ぎ、“おぼえていろよ!!!”とう言葉を残して、裏道から逃げ出した。
そして、私をさりげなく助けてきたのは……翔だったんだ。
「詩音、大丈夫か?」
翔の声の音量がすごく低く聞こえてきた。
ドキッ!ま、まさか……怒ってる?なんで?!と、とりあえずここは素直にうなずいとこか……
「う、うん。」
私の返事を聞き入った翔は、今は顔を緩ませて安心したような顔をしてる。
いたい、なんなの……
「あ、あの……先に、助けてくれてありがとうございます。」
礼の言葉を言ったのは、さっきナンパされた女性だ。その女性の服装は優雅なワンピースドレスで、顔はちょっとだけお化粧して、少しだけ巻きなロングヘア髪型、与える印象はとても成熟しているように見える。こんな服装してたら、ナンパされないはずがないか……
でも、この女性の顔をどこかで見たことがあるよな……
「どういたしまして。どこに行こうとしてたのですか?お連れしましょうか?」
「い、いいえ!一人でいいです!」
「でも、一人だと、また先と同じよなことになったら危ないですよ。」
「う……」
「じゃ、僕たちと一緒に“妖精の家”に行かないか?飲み物飲んだら。少しだけは落ち着くだろう、春音さん。」
「え?はるねさんて……まさか……」
「うん?気づいていないの?詩音、彼女は春音エミさんだよ。」
「ええええ??!!!うそ!!!」
私はすぐにその“女性”をよく観察した。そして彼女の目に注目した、杏眼目だ。ロングヘアと杏眼目の女の子……じゃ、やっぱりか?!
「ホントに、春音さんなんだ……でも、凄い!昨日と全然違うじゃ!!どしたのその服装?」
「こ、これは……」
「話のところ悪いけど、まずここを出よ?」
「そうだな。でもさ翔、お前よくわかったな。もしかして…………好み?」
「なーに、詩音、やいてるのか?」
翔はその言葉を口に出した瞬間、考える前に体が先に動いた。私は思いっきり翔の足を蹴った。痛みを受けた翔は、その場所で膝をついて自分の足を撫でた。
私は、翔を置いといて、春音さんの手を取って妖精の家に向かった。
妖精の家に着いたらすぐに列に並で。着いたばかりだから、私たちの位置はかなり後ろだ。私たちの番になるまで、ちょっとだけ時間がかかる。
「あの人を置いといて大丈夫でしょうか?」
「大丈夫大丈夫。翔は結構頑丈だから。あのくらいでへばってたりしないさ。ごめんね、春音さん、先強引にキミを引っ張て……」
「わたしは大丈夫です。あ、あの、あ、朱里さん、わたしのことエミちゃんでいいです。」
「じゃ私のことも詩音でいいから。」
「……し、詩音さん?」
「うんうん、それでいいよ、エミちゃん。」
「は、はい!」
話してるうちに、やっと私たちの番になった。私たちはそれぞれの飲み物を注文した。エミはヘーゼルナッツココアを、私はトロピカル スパークリング ティーを 二つ注文した。
と、その時に、先置いといてった翔がやって来た。
「もう!詩音、僕を置いていくなって酷くないか?」
「さっきのはお前が悪い。……あと、これ。」
「うん?これって……」
「お前がいつも飲んでるトロピカル スパークリング ティーだ。私の奢りだ。」
「……たく、優しいから、お前は。」
「……ないよ。さっき......助けてくれたお礼だ。」
「ううん、優しいよ、お前は。」
……なんなの、このやり取り?!超恥ずかしいけど!!さっき私は宣言や警告なしでお前の足を蹴ったのに、普通は怒ってるよ、だがお前はそれすらしない……だたら、お前の方が優しいよ……
「詩音さん?」
やばい!エミの存在すっかり忘れてた!
「エ、エミちゃん、さっき言ってた行きたい場所ってどこだけ?!」
「え?えっと、“スマイル”です。」
……なんとか“会話”から出てきたわ。私も彼との会話を続ける自信がないや。ナイスフォローありがとう!エミ!
そうと決めた私たちは飲みながら“スマイル”を目指せ歩いた。
エミが言ってた“スマイル”はハピネスタウンBEST5に並ぶ服装屋だ。スマイルのファッショコーデは結構いろんな種類がある。かわいい、カジュアル、ロック、セクシー、伝統、淑女とフォーマルに至るまで。妖精の家からスマイルに至るまでそなに遠くから、数分後にその店に着いた。
着いてすぐ、エミは私たちを二階に連れていった。そこはフォーマルの服が並でいる、つまりパーティ用のドレスとタキシードだ。その向こうにいるのはオープンスペースな作業室がある。
そこに物凄く念心で作業してる大人の女性がいる。私たちが来たことにまったく気づいてないよ。
「ただいま、お母さん。」
“お母さん”と呼ばれた女性は、作業に集中しすぎてエミの声が聞こえなかったみたい。そして突然……
…
「完成した!!!!!!!」
その女性はきゅうに興奮状態のように椅子から立ち上がった。そして彼女はやっとエミの存在に気付き、そのまま言葉を語った。
「あ、エミ、おかえり!ねね!!聞て聞て!再来月の新作の服デザインつ先完成した!ちょっと見てくれかい?」
エミのお母さんは目を輝かせてエミに攻めてきた。エミはなんか恥ずかしそうな様子で頭を臥せった。
そこで、やっとエミのお母さんは私と翔の存在に気づいてた。
「ハロー!!君たちもしかしてエミの友だちさん?いらしゃいいらしゃい!スマイルの作業室へようこそ!エミのお母さん、春音ミオといいます!よろしくね☆!」
ミオさんは熱烈に、私に手を差し伸べてくれた。熱烈歓迎に答えるように、私はミオさんの手を握り返す。
「こんにちは、私は朱里詩音といいます。私の隣にいるのは宮崎翔です。こちらこそよろしくお願いします。」
なんかこういうパターンの挨拶は慣れてきて。なんかこれが一般的にとゆっか、流行とゆっか、も驚きしないさ。無駄に体力奪われるだけだ。
でも……現実まいつも予想打破するものだとうことは今あたらめて思いしたわ……
「ミオさん、ぼくのこの服装いかがですか?」
と、私たちがよく知っている人物が試着室から出てきてミオさんに質問した。私は驚き隠せないままそこで呆然とした。
高いテンションと興奮状態な挨拶は十分過ぎるほど人を疲れさせる。ここにて別類の驚きが舞い降りた。翔は私と同じ考えなのか、それとも私の考えを読み取ったのか、私の代わりに疑問を口出した。
「なんでお前がここにいるのよ……ケビン。」
「あれ?翔くんと詩音ちゃんじゃないの?!奇遇だね!ここで会うなて!」
「はいはい。で、お前はいったなにやってるの?」
「いろいろあっってね……」
「じゃ、お菓子を食べながら話しましょう!私もあなたたちの話が聞きたい!」
そう言ったミオさんはぴゅとパントリーに入った。取り残せた私、翔とケビンは苦笑した。
ミオさんがパントリーから出て来るまでの間に、ケビンは私たちにここに来るまでの経緯を話してくれた。
ケビンは私と同じく今日はハピネスタウンでぶらぶらすると言った。そして彼はこの“スマイル”で新しい服を探そうと入ったら、エミを見かけた。挨拶したら、ここがエミの両親が開いた店だということを知った。“じゃここにもキミが作った服はいる?”とケビンはエミに聞いた。エミはその質問に顔を真っ赤にして何も答えなかった。図星だと思ったケビンは、エミに確認するように何度も質問ずめした。
そのところをミオさんに見られたらしい。ミオさんはまるで宝を見つけたように目を輝かせてケビンに彼はエミの友達なのかと確認して、彼にある“重大”なお願いをした。それは再来月の新作服のモデルになって欲しいとのことだ。彼なら一番に服を輝かせることができるとミオさんが言った。で、そのケビンは迷わずその場で即答した。
その後は、ケビンはミオさんとエミこの作業室で新作服について討論した。モデルのメークの話をしてた時、ケビンは自分はメイクができると言い出す。その効果を確かめたいと言って、エミは強制的にモデルにされた。結果としては今のエミの服装とメイクだ。そしてエミは外に散歩したいと言って、店を出た。
たが……まさか店を出たあと、“ナンパ”に遭遇すると多分エミ自身は思わなかっただろう……
「なるほど……だがな、ケビンくん、多分君のメーク効果あり過ぎたわ。さっきエミちゃんは外でナンパされてたわ。」
「うそ?!本当なの?!エミちゃん!」
ケビンは慌ててエミにの腕を強く掴んだ。エミも突然の反応で、自分もどうしていいかわからなかった。
「大丈夫だた?!怪我をしてないか?!」
「え、えっと……だい、大丈夫です。」
「は…………よ、よかったわ……でもまさか君がナンパされたなて……怖かったよね……ごめんなさい……」
「い、いいえ!謝らないください!確かにナンパされることは怖かったです。でもそれはケビンさんのメイクの腕は確かだことが証明されました。もし、あなたさ良ければ、メイクのやり方教えてもらえますか?わたしは服装のコーデは得意ですが、でもメイクの方はあまり……」
「教えるのはいいけど……あんな目に遭ったのに?」
「はい。実はさっき外で散歩してた時、いつも見た景色はなが違うように見えてきました。自分も違う自分になりましたように、ちょっとだけ自信が付いた。詩音ちゃんも褒めてくれました。」
「詩音ちゃんが?」
そう疑問付けたケビンは、私の方見てきた。
「ええ、さっきエミちゃんを最初見た時は、どこかで会ったことがるよなきがするだけど、全然エミちゃんだと思ってなかった。でも何故か翔は一目でわかったけど……」
「なあに?詩音、お前やっぱり……」
翔がなにかを言う前に、私は速攻で彼の足も一度蹴った。
私の答えを聞いたケビンは、安心した顔をしてる。
「そうか……そうか……ならよかった。」
「でしょう?あなたのおかげです。だからお願いできますか?ケビン…………くん」
「くんか……呼び捨ていいのに。」
「でも、さんよりいいでしょ?」
「だな。」
ケビンとエミは微笑みながらお互いのこと見つめ合ってた。
この二人思いっきりいい雰囲気してるじゃないの。こっち側が恥ずかしそうなレベルだ。でもだからか、さっき妖精の家でエミはなんか私たちに対してちょっとだけ心を許した感じで。
ちょうどその時、ミオさんは手にお菓子とお茶を持って来た。
私たちがしばらくの間お茶の時間を楽しんだあと、私、翔とケビンはスマイル出た。
「さっきからずっと気になっていたけど、翔と詩音ちゃんはデート中?」
ケビンは笑顔で私たちに質問した。顔は笑顔なのに、声は物凄く低い。まるで怒ってるみたいな感じで………
私はなにかを言い出す前に、翔が先に答えた。
「そうだよ。嫉妬かい?」
「違う。」
いちいち本気で怒ったりしたら、体力が持たない。
「じゃ、ぼくとデートしない?」
こいつ……わざとなの、それとも鈍感なの?先までエミといい雰囲気だったのに……
「ごめん、私ね、二人より一人で時間を過ごす方が好きだから。それじゃ。」
翔とケビンに別れたあと、私は別のエリアのハピネスタウンに向かい、残された翔とケビンは、ただ私の背中を見ていた。
「詩音ちゃん……」