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十英傑の影なる王  作者: よどすけ
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模擬戦④

「はじめ!」河野の掛け声とほぼ同じくして郷田が倒れる。

クラスのみんなや河野は何が起こったのか分からないというような具合だ。ただ観覧席にいる気配を消しているつもりだろう学院長ことベル・サンドラと俺たちと同じ制服を纏った1人を除いて。


「何が起こった…?凛夜は特に何もしてないと思うんだが…?」


「ええ。ねぇ桜!私とこいつは体術メインだから分からないけど、魔法専攻のあなたなら何か分かったんじゃない?」


「うーんと。私も少しは自分の力に自信があったつもりだけど、ほんの凛夜くんの魔力がほんの少し動いた程度しか分からなかったわ…」


ほぉ、小野川は今の魔力操作を微量でも感じ取ったのか。まさかこのクラス内で感じ取れる奴がいるとは思ってもいなかったのでこれには少し驚いた。


(へっ!学院長から特別に聞かされたが、ほんとにとんでもねぇ野郎だなっ!こいつぁー楽しみだ!いや待て!よくよく考えるとコイツのせいで俺の面倒ごとが…!)などと心の中で考えている河野であった。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

今俺が使ったのは所謂風魔法の応用技だ。主に魔法は火・水・風・木・土が基本属性で派生属性では氷・雷・振動などが有名だ。またさらに、とても希少でこの属性を有している者はとても限られているが光・闇などの属性も存在している。まあもちろん凛夜はこれら全ての属性は使えるし、凛夜自身が初めて見る属性の魔法でも一度見る事さえ出来れば使えるようになってしまうというとんだ特異体質を持ち合わせているのだが。


今使った魔法は風魔法の派生である振動魔法で、共振を利用し単純に脳を揺らし気絶させただけだ。俺が力加減を失敗することないだろうし、もし仮に上限以上の出力が出てもあそこにいるサンドラが止めるだろうが、まあ安全に安全に倒す事に越した事はない。


「おい!郷田!何してんだよ!早く起きろって!またズルしやがったな萩野!覚えてやがれ!おいそっちの手持て!」


まあほとんどの者が今の魔法を認知する事が出来ていなかったので、郷田グループがまたやいやい言ってくるのは薄々勘付いていたがまぁまた今度お相手すれば良いだろうと考える。


郷田を保健室に連れて行く後ろ姿を見送ってからカイ達と合流する。


「流石だな凛夜!まさか何も分からずじまいだとは流石に思ってもみなかったぜ!次は俺とやろうじゃないか!」


「冗談はやめてくれよ。俺は今終わったとこだぞ?やるにしてもまた今度だ」「なんでぇー。」と口をすぼめながらカイ。


「ほんとに凄かったですよ!なんなんですかあの魔法!ぜひよろしければ教えてもらえませんか!?」といつになく口が回る小野川に別に隠すものでも無いので答える。


「あれは振動魔法さ。まあ風魔法の派生だから使える人は限られるが、風魔法が使えるならもしかしたら今後使えるようになるかも知れないな。」と答えるとカイ達含む聞き耳を立てていたクラスのみんなも驚いた顔をしている。


「どうしたんだ?何にそんなに驚いてるんだ?」


「何ってあんた、振動魔法よ?派生属性の!どれぐらい珍しいのかちゃんと分かってんの!?」と少々食い気味に朝日に言われたが、皆頷いている所を見るに珍しいものみたいだ。何故だ?十英傑の魔法職の人達は結構使っていたがな。と思い返す。その十英傑を基準において考えている事を知れば卒倒しそうなものだが、そんなものを露とも知らず考える凛夜であった。。。


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