ルール3
「あっちい〜〜〜〜」
一人もくもくと山を下りていく守。
どうやら、あのあとずいぶん、あるいたせいでかなり疲れている。
だが、その甲斐あってか、あと30分たらずで下につくだろう。
「いまごろ、光なにしてるだろうな」
「けがしてないかな?鬼に追われてないかな?」
そんなことを考えてるうちに、どんどんテンションがさがっていった。
「まさか、つかまってしまったんじゃ!?」
「だめだだめだ!!そんなことを考えてちゃ。」
その時、木々の葉の切れ目から、うっすらと町の様子が見えた。
「よーし!!もうすぐだ!がんばるぞ〜〜〜〜〜〜!」
そういって守は空にたかく手をのばした・・・・
そのころ、光と廉は山に入っていた。
「やっと、ここまで来たね。」
「だいぶ疲れたな。」
「そうだね〜、もう太陽も沈んじゃってるもんね。」
「あ、そうだ。そういえば廉くんは校長からなんの武器もらったの?」
「俺は〜〜」
そう言って廉はバッグの中を探り始めた・・・
そこからでてきたものは、怪しい光をはなつ黒い物体だった・・
「なにそれ」
光は顔をこわばらせていった。
「これはね・・・」
「手榴弾だよ」
「しゅりゅうだん?」
「ああ、簡単にゆうと爆弾だ!」
「ば!!!!」
「しっ!!声がデカイよ!!!」
「とにかく、上のピンを抜かないかぎり、爆発はしないから」
「よかった〜〜〜〜〜〜」
「そうそう。安心しろ」
「そういえば、光の武・」
そのとき、奥のほうからガサガサ、と音がした。
「!!!!」
「!!!!」
音はこちらに近づいてきているようだ。
廉はさっきの手榴弾を手に持ち、構えた。
ガサガサ・ガサガサ・ガサガサガサガサ・
ガサ!!!!!
なんとそこにいたのは・・・・・