ルール1
下山をしていた守は休憩所をまわり、もう山を抜けていた・・
「なんか、今日に限って車が一台も通らないってどうゆう事だよ〜」
歩き続けて5分後、ある看板が守の目にうつった。
{ようこそ、茨城県へ}
「なに!?!?!?!?いいばあらぎいいいい?」
「そういえば、さっきから、見慣れない土地を歩いてるとおもったら、そうゆう事だったんだ。」
「いや、でもそんなことがありえるのか?俺の故郷は秋田だぞ!いくらなんでも離れすぎじゃあ・・」
「いやいや、愚痴をいってる場合じゃない。とにかく秋田に帰らないと」
そう言って歩くと数時間・・
守はやっと駅についた。
が、ここで気づいた、財布をもっていない・・・
これじゃあ、切符が買えず、秋田にもどることはできない。
「クソ〜〜」
そのとき、
ブ〜〜・ブ〜〜・ブ〜〜♪
奇跡的にポケットに携帯がはいっていたのだ!
着信は光だった。
「もしもし!?」
「お、おう。どした」
「どうしたじゃないよ!
「あれから、三日間なにしてたの?」
「三日間??ちょっと待て光。いま何日だ??」
「6月6日だけど。なんかした??」
「6日??????????」
「守、あんたいまどこにいるの?」
「・・・・・茨城・・」
「茨城に三日間もかくれてたの!?!?」
「隠れる??なんのことだよ」
「あなたかくれんぼのことしらないの??」
「かくれんぼってなんだよ」
それから光はかくれんぼのこと。ルールのことなどを
詳しく話した・・
「それでお前は、どこにいるんだ?」
「よくわからないの。いままでずっと秋田から、あるいてるから。。」
「たしか、最後にみた標識には宇都宮ってかいてたけど・・」
「茨城の近くじゃねえか!!」
「じゃあ俺もいまからそっち方面にいくから、とりあえず茨城に
入ったら、もういちど連絡してくれ。」
「わかった。」
「絶対に捕まるなよ!!」
ピッ!
電話を切ったあと、守は、いまどこらへんにいるか、標識を探し始めた。
その時、ボンっと音がした、
振り返るとそこにいたものは銃をもった二人組のグループだった・・
「見つけたぞおおおおおおおおおおおおおお」
そういうと、ふたりは全速力でこちらに走ってきた。
「うわっ!!なんだあいつら。」
背中には、{全国かくれんぼ推進委員会}と書かれていた
「そうか、かくれんぼの鬼だな」
「そうなると早いとこまいとかないと」
そういって、車道からガードレールを越えて、歩道を抜け、さらに雑木林にはいっていった。
「はあ、はあ」
逃げても逃げても、追ってくる二人。。
キリがないとおもった守はちかくに転がっている石を二人におもいきり投げた。
「いてっ!!」
「なめたまねしやがってえええ!!」
どうやら逆上してしまったようだ。
「やべ、かなりおこってる・・」
「死ねええええええええええええええ!!!!!!!!」
バンバンバンバン!!
何発も銃を打っているうちにとうとうなくなったようだ、
男は銃を投げた。
「このクソが!!なんの役にもたたねえ」
その瞬間、守は、男の投げた銃を拾い、再び逃走した
「あ、まて餓鬼いい」
「ラッキ〜♪ん?この銃ガスガンじゃねえか」
「!!!!!!」
守はひらめいたように、山の上にあがっていった。
すると、休憩所をみつけた。
家の周りには、プロパンガスと書かれたガスの缶が何個もころがっていた
すかさず、守はさっきの銃にガスを入れて満タンにし。その家に入り、じっと息を潜めた・・・・・
「くそ〜〜、あの餓鬼。どこいきやがった!!」
さっきの男たちはどうやら、二手にわかれていたらしく。さっき銃をなげたひとりがこの休憩所にいるとにらんで
きたようだ。。
男はしばらく休憩所を見たあと、いないとおもったのか、休憩所をあとにした。。
「ふう〜〜。危なかった〜〜」
そういって、守も休憩所をあとにした・・・