ルール0
主人公 渡辺 守
サブ 斎藤 学
サブ2 佐藤 光
サブ3 迂海 廉
朝9時、とてつもない息苦しさのなか、目が覚めた
「ここはどこだ?」
あたりをきょろきょろと見回す守
どうやらどこかの山の山頂にいるらしい。
「なんだこの温度は。まるで、冷蔵庫の中にいるみたいだ。」
今の季節は夏だが、山の朝はさすがに寒いらしく、守はガタガタと震えていた
「とりあえず、ここにいたら寒くて死んじまう。近くの休憩場を探そう」
そうして守は下山を始めた・・・・
そのころ、今日、守が行くはずだった高校では、臨時の特別集会が、
おこなわれていた。
校長と思われる人物が壇の上にあがり、あたふたとおちつきがない様子で話し始めた
「え〜、みなさんおはよう。」
「今日はとても重要な話があり、みんなをココにつれてきた。」
「じつは先日、政府のある提案により、今日から一週間、ある大人たちとかくれんぼ
をすることになった。ほんとうに急なことですまない。」
「ふざけんなクソ校長。そんなのやってられるか。バカバカしい。」
一人の生徒が愚痴をつぶやいたのだ
その瞬間、校長が右手を挙げた・・
すると、わきのほうから背中に{全国かくれんぼ推進委員会}と書かれたスウェットのようなもの着た
4・5人の軍団が、ついさっき、愚痴をいっていた生徒のまわりをぐるりと囲むように
集まってきた。
「な、なんだよおまえら」
「政府に協力する気のないものはゲームオーバーとみなし
殺す」
軍団のひとりが銃らしきものを生徒にむけた瞬間!!
パンっと乾いた音がなった・・
「きゃあああああああああああああ!!!!!!!!!」
倒れた生徒の頭はこめかみを貫くように穴があいていて
そのあなから、どくどくと赤黒い液体があふれていた。
「死亡確認。校長、話の続きを、、」
「わ、わかった。それじゃあみんな、さっきと同じ隊形にもどってくれ」
ザワザワとした声が消え、生徒は言われるがままに動いた。
「それじゃあ、話の続きをするぞ〜」
「え〜、まず、さっきみたように反抗したり、かくれんぼ中にズルしたりした人は
殺されちゃうのでみなさん絶対にしないでくださいね」
「それと、このゲームは助け合いが重要になるから、みんな、仲良く助け合えよ〜」
「最後に、一人一人に武器のはいった袋をわたすから、上級生から順に壇の上にあがってきてくれ」
そういうと、スウェットの集団が大きな段ボールをもってきて、一人一人に渡していった。
30分後〜
「それじゃあ、今日の学校はこれでおわりになりま〜す」
「言い忘れてたけど、このゲームは全国規模で行われているから、県外に逃げても
構いませ〜ん」
「それじゃあ、5・4・3・2・1・・スタート!!!!!!!・・・・・・・・・・・