表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
194/194

紬さんの生存日記26



 百四十九日目



■■■■■■■■■い。


■■■■■■う。

■■■■








 百五十日目



 龍辞苑とかいう本の内容があまりにもアレだったので恐怖で震えが止まらなかったので文字が潰れてしまい、昨日はまともに日記が書けませんでした。


 ようやく恐怖も震えも収まってきたので日記に残そうと思います。


 どう解釈すればよいのかまったくわからない内容、恐怖しか感じないような文面が永遠と浮かんでは消えを繰り返すという呪われている、あるいは呪われるのではという恐れをあの本に抱きました。


 とっさに本を湖に投げ捨ててしまったのも仕方ない話だと思います。あのまま読み続けることで何かしらの不都合が降りかかることのほうが恐ろしかったのです。


 今のところ羊にも植物本体にも体調不良のような症状であったり枯れる等といった異常はなさそうです。病気のように潜伏期間のようなものがないとは言い切れないので少し心配ですが、直ちに問題となることはなさそうな感じです。


 ちなみに湖に投げ捨ててしまった本は未だに湖の底に沈んでいます。せっかくの手がかりだから回収しようかとも思ったのですが、観察してみたところあの本は水の中にあるにも関わらず、濡れていないようで、なんらかの状態保存の魔法がかかっている可能性がありそうです。


 そんなわけで湖に沈んでいても本が傷むことはなさそうなのと、ヘタに触ってなんらかの呪いのようなものを貰ってしまうほうが怖いので、触らぬ神に祟りなし。とりあえずは現状維持であの本に対する対応は未来の私に丸投げすることに決定しました。


 なにか妙案が思いつくまでは他の作業をしながら拠点を整えていくことにします。






 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ