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紬さんの生存日記15







 百五日目



 今日はここ数日の魔法の検証で新しい能力でどんなことができるのか把握できてきたので、戦闘以外の場面での便利な使い方について掘り下げていきました。


 例えば保温の魔法の便利な使い方として、熱湯の温度の維持に使えるのが便利でした。


 一度沸騰させたお湯に保温の魔法をかければ火からおろしても沸騰状態が続きます。


 火の扱いに注意が必要な植物な私としましては火を維持しなくてもいいというのは助かります。


 もっとも、自分に保温の魔法をかけておけば不注意で自身が燃えてしまう事も防げるのですが……。


 それに水を沸騰させるのも保温の魔法のおかげで火をおこさなくても大丈夫な手段を取ることができるようになりました。


 あらかじめ高温に熱しておいた石に保温の魔法をかけておけば、この高温の石を水の中に入れるだけでお湯にすることができます。


 保温の魔法の効果で水に入れても石は熱が下がらないので、ずっと熱いまま何度も使うことができるのが地味に便利ですね。


 この方法ならば大量の水をお湯にするのもできそうなのでお風呂を用意することも可能な気がします。


 羊たちは普段カルデラ湖の水を使っててきとうに水洗いですから汚れが落としきれているとは言い切れません。


 お風呂に入りたいと思ったりもしましたが浸かれるだけのお湯を用意するのは難しそうだったので諦めていたのです。ですが魔法の力を借りればお風呂に入れる可能性が見えてきました。お風呂を……いえ、お風呂付きのマイホーム建築を目標に掲げてみてもいいかもしれません。


 マイホームといっても流石に植物本体が入るような家は無理ですので、羊たちが雨風に晒されないように屋根のある建物を、ということです。


 マイホーム建築に使えそうな魔法は鉱物造形の魔法ですかね?


 周りに転がっている岩を形成し直して石造りの頑丈な家を建ててみることにしてみます。


 まずはカルデラ湖の方で作ってみて良さそうなら麓の拠点の方にも建てることに致しましょう。





 

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