本っていいよね。
私の通う学校は色々な人がいる。スポーツができるからこの学校に来た人もいればお金持ちでこの学校に来る人もいる。普通に勉強ができるからこの学校に来る人もいる。
まあ、そんな感じで私の通う学校はけっこう普通じゃない。とはいっても、そこまで変な奴はいない。それこそ漫画みたいなやつはいない。せいぜいが学年に一人いる運動のできるやつとか勉強のできるやつ、裕福な家庭に生まれているやつ、くらいである。なので私のような凡人も結構この学校に通っている。むしろこっち側の人間のほうが多い。
まあ、そうじゃなけりゃこんな魔物の巣窟みたいなところに雇用とは思いませんとも。今となっては私もその魔物の巣窟の一員みたいなもんなんですけど。まあそれもばれなければいいんだよ。うん、開き直るのも大切だよ。
そんなこんなでいろいろ考えを巡らせていると教室についた。
私のいる教室は一年一組である。
ちなみにクラスは五クラスある。
そうして私は教室に入り知っている人を探した。
しかしそんな都合よく知り合いがいるわけもなく、見事に一人だった。
まあ、初日だしね。最初から気にしても仕方ないよ。
そうして私は朝早く来たこともあってあまり人のいない教室で本を読んでいた。
こうゆうときに本っていいよね。没頭できるから。
ちなみに私が読んでいる本はたいていライトノベルだ。
そうして私が本を読んでいると気づけばもうすぐ朝のホームルームだった。
私はとりあえず本をしまった。
そうしてしばらく待っていると担任の先生が入ってきた。