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始まり

百合大好きのリンちゃんです!初めまして!

第1章

I keep my ideals

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


何故、学校に行かなくてはいけないのか。眠い朝にどうしてベッドから出なくては行けないのか、彼女は真剣に悩んでいた。


私の名前は、柿本凛かきもとりんだ。朝と勉強が大嫌いなどこにでもいる中学2年生の少女。

二段ベッドの上から部屋を見渡す。昔、姉や妹がいる訳でも無いのに、無理言って、買ってもらった二段ベッド。いつもと変わらず、黒いシンプルな机の上には、お気に入りの真っ赤な色のPC。その隣には、ただ一つ、小さなダックスフンドの縫いぐるみがあるだけで、ほとんど使っていない棚。白い壁。それ以外には制服とかバンがあるだけのシンプルな部屋。


静かそうな雰囲気で私は気に入ってるのだが、家族や友達には、何もなさすぎて怖いって言われる。私はPCだけで十分だろうと思うのだが何故だろう。


顔を洗いに洗面台に向かう。二階建ての家の洗面台は、1階にしかなく2階にある自分の部屋からは、少し遠い。月曜日というものは、何故こうも私を苦しく、憂鬱にさせるのか。


洗面台に着くと顔を洗う。細くキリッとした眉毛。

少し高く細い鼻。長い金色の髪。中学生にしては高い背で165cm。それだけ見ると、美しい女性に見えなくも無いが、血色の悪そうな真っ白な肌と、唇。目の下にできた、大きなクマ。寝不足だということは一目瞭然で、今にも倒れそうな細めの体。


洗面台の鏡は、見たくも無い私の顔と体を映し出す。

学校に向かう気力がなくなりそうだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朝ご飯を食べにリビングにある机に向かう。そこには両親がすでに座って黙々と料理を食べていた。

お母さんは、綺麗な黒髪を持つ背の高めの美しい"自慢の母"だ。お父さんは、かっこよくキリッとした顔と持つイケメンだ。私と両親の似ているところは、高い身長と、キリッとした顔だけだ。

金髪で私が生まれてきて、"自慢のお母さん"の大きな胸とは違い中学生に上がっても絶壁なのが私のコンプレックスだ。


お母さんの名前は柿本弥生かきもとやよい

お父さんの名前は柿本優希かきもとゆうき


どちらも食べ盛りな中学生のように、料理をよく食べる。そこまで食べても太っていないのが不思議でたまらない。腹を切り開いて胃袋見てみたいほどだ。


お母さんが椅子に座ったままで、箸を動かさない私にいつもこう言う、


「凛ちゃん。早く食べないと私たちが全部食べちゃうわよ。」


お父さんは、私がご飯に手をつけてないのを見て、


「今日は、白ご飯と野菜炒めと豚の生姜焼きだぞ。いつも通り、弥生の料理は美味しいよ。」


「はあ、お母さんもお父さんも朝からよく食べるね。なんでそんなに太らないのか不思議でたまらないよ」


そう言いながら私もいつものように料理を平らげるのだが。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

制服に着替え学校に向かう。中学校には家から5分もかからない。

2-2の教室に入るとまっさきに友達の中谷優香なかたにゆうかが話しかけてきた。


「おっはよー凛ちゃん!いつも通りギリギリの登校だね!」


「元気いっぱいで何よりだよ。優香ちゃん。」


いつものような会話、いつも通りの日常。嫌いな学校でも、優香ちゃんとしゃべれるだけで少しでも癒される。優香ちゃんはやっぱり可愛い♡

可愛らしい顔に154cmの私から見て小さい、守ってやりたいと思えるような華奢な体。Cカップの中学生としては大きめの柔らかい胸。


「胸だけおっきくなった。私の可愛い優香ちゃん!」


それを聞いた優香ちゃんが少し引く。


「優香は、そんな事言われても、あなたのものじゃ無いんだからね!」


はあ、優香ちゃんはまだ私の愛を受け止めてくれない。中学生になって初めて出来た私の友達。少々ツンデレ気味の性格。私の独占欲がピークなのに、好きなのに、愛しているのに、私の物にしたいのに。いつも私のあいを拒否するのだ。こんなに私が愛しているのに。


そうこうやっていると朝のホームルームの時間のチャイムがなった。私の嫌いな時間が、先生たちが、もう直ぐやってくる...






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第一話、お読みいただき有難うございます!

初めての小説でまだまだな部分もありますが、頑張って書いていきます!

宜しくお願いします!



眠いですぅ〜!

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