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彗駆の勘銃手〜オレは何しに異世界へ!?〜  作者: 諏訪秋風
第一章「彗星の如く駆けるは異世界」
20/24

幕間1

青くて仄暗い空間が地平と共にどこまでも広がる。


発光する集合体がいくつも浮かんでいる。


浮遊する物体に接近するが、距離感がまるで掴めない。


すぐ近くにある精巧な模型のように見える。

すごく遠くの巨大な惑星のようにも見える。


発光する集合体は無数の部品が組み合わさっていた。


それら全てが動いている。

その場で回転したり上下しているのではない。

不規則に動き回りながら連動しているのだ。


歯車やルービックキューブを彷彿とさせる機械的な動き。

気まぐれな猫や女性を連想させる動物的な動き。


対極の動きが共存しあうダイナミクスパズルだ。


だが、所々で噛み合っていない。

噛み合わない箇所からパーツがこぼれ、消える。

パーツが消えたことで噛み合わなくなり、また消える。


こうしてその集合体はだんだん小さくなっていく。


そして、いつかは完全に無くなってしまうのだ。


見ているだけで、何も手を加えなければ…。



パズルを見つめるその存在は目を三つ持っていた。

といっても、それぞれの眼が見るものに違いはない。

ただ、その視界が三次元的になるだけだ。


見つめる先にあるパズルは他よりもずっと小さい。


だが、もっと明らかに違う点が一つあった。



このパズルだけは全く崩れていないのだ。


すぐ隣にあるパズルは崩れてかけている。

逆隣りにあるパズルは崩れだしている。


それもそのはず。

このパズルには今も手が加えられている。

他のパズルには一切手が加えられてない。


完全に噛み合ったパズルは今日も動く。

昨日も明日もこれからもずっと。




見飽きて壊す、その日まで・・・。


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