第二話
とりあえず、今の俺の容姿について説明しようか。
俺の髪は銀髪、長さは腰まである。瞳の色は青色だ。
顔は結構かぁいい。初めて鏡を見たときに鼻血が出てしまった程度には。
そして頭には銀色の狼耳が生えている。すごくもふもふしていて、毎晩触ってしまうほどだ。尾てい骨あたりからも銀色の尻尾が生えていて、これまたふわふわ。さわり心地最高。
ちなみに、なろうと思えばフェンリル形態になることもできる。フェンリル形態だと足も速いしスタミナも獣人形態のときとは比べ物にならないほどにある。でもやっぱ物がもてないのは大きいかな。
それで、俺が所属している暗殺者ギルド、ここには序列システムというのがあって、この序列が高ければ高いほどボーナスが多い。もちろん、序列は実力で決まる。俺の序列は1位、おっさんは序列に入ってないから別として、ギルド内では俺は最強ということになる。そして序列が高ければ高いほど指名依頼が来やすくなる。指名依頼は通常の依頼よりも値段が高い為、自分の利益も多くなる。すなわち序列が高いほど金持ちって事だ。
そんな序列一位の俺(自慢)に、今日指名依頼が来た。この町のはずれに隠れ住んでいる魔術師を殺してくれという依頼だ。これまた国からの依頼だ。最近国からの依頼で魔術師を殺すことが多いが、余計な詮索は命を縮めることに他ならない。ましてや相手は国のお偉いさん、手段を選ばない可能性がある。まぁこっちは金がもらえればそれでいいんだけど。
序列一位に指名依頼するということは相手は相当な魔法の使い手の可能性がある。十分に準備をしてから行かなければいけない。幸い、今はまだ昼にもなっていない。回復薬などを買いに行く時間は十分にある。地図は依頼主からもらってあるので、回復薬を買った後直接行けばいいかと思い、アイテムショップに向けて出発した。
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アイテムショップについた。ここは町で一番品質も品揃えもよく、俺がいつも使っている店だ。ここには四級ポーションまで売ってあるので、結構いい品揃えであるといえる。ちなみに、回復ポーションは十級まであり、十級なら小さな切り傷が、一級にもなると即死でなければ心臓が欠けていても治るほどだ。一級にもなると早々売ってはないが。
四級なら結構深い切り傷も瞬く間に治るのですごく有用だ。その分高いが。
アイテムショップでその四級ポーションを十個ほど買うと、次は魔法具店に行く。俺が使う魔法具店は、この町ではほかに扱っていないような魔法具を売っている代わりにほかの町と比べれば少し高めの値段設定となっている。そこでとある指輪を予備含め二つ買うと、家を出た。これだけ買っても昨日の報酬がまだ半分以上余ってる。暗殺者の報酬がどれだけ高いか分かってもらえただろうか。
そんな時、近くから悲鳴が聞こえた。
短いですね、はい分かってます。
今回は時間がなかったので仕方がないんです。
次からはもうちょい長く書くので。