表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/26

最終版第12話 新たな任務

【パート30】

ヴィクターが研究所へ帰っているところだった。


「おい。ヴィクター、何か気配を感じるぞ。」


「何?本当か!」


どこかから車のエンジン音が聞こえる。


「敵兵か?」


エンジン音がだんだん大きくなっていく。


「どこだ......?」


ヴィクターは当たりを見渡す。


1台の車が目の前に止まった。


その車を見るとヴィクターはホッと息をついた。


そこから出てきたのは軍服を着た老人だった。


「ヴィクター殿か!ヴィクター殿ではないか!!」


「グレイムさんか.....!」


「誰だ?敵ではなさそうだな?」


「ああ、軍にいた頃の上官だ。グレイム隊長、信頼できる人だよ。」


ヴィクターはこっそりと答えた。


「ヴィクター殿?誰と話しているのですか.....?」


「気のせいじゃないかな?」


「そ、そうでありますか.....。」


グレイムは少し俯いた。


「てっきり死んでしまったのかと......、ルーク殿は.....、ご一緒ではない様ですね......。」


「ああ......、そういうことだ.....。」


ヴィクターも少し俯いた。


「実は私共、お二人と連絡が取れないもので.....、捜索をしていたんですよ。」


「そうか....、悪いことをしたな。今、少し立て込んでてな。」


「左様ですか.....。これは提案なのですが、ルーク殿のお墓を造るというのはどうですか?皆、それを望むでしょう.....。」


「そうだな.....。あいつももっとちゃんとしたとこが良いって言うだろうからな。」


ヴィクターは指を差した。


「埋めたのはあっちだ。案内する。」


「ええ、向かいましょう。」


【パート31】

ルークの墓が正式に造られた。立派なお墓だ。名前が掘ってあって、沢山の花束が添えられている。


ヴィクターは自分の順番が来ると、墓にキンキンに冷えたコーラ瓶を置いた。


「人望が厚いヤツだな。全く。お前は超のつくほどのマジメだったからなあ.......、みんなお前が大好きだったんだろうな。これ、置いとくからな。ちゃんと飲むんだぞ。」


ヴィクターは少し微笑んだ。


それだけではなく、小規模だが葬式も執り行ってくれた。


忙しいはずなのに、沢山の人が来てくれた。


みんな泣いていた。ヴィクターも泣いた。


ヴィクターはバディとして言葉を求められた。


「俺たちは最高なバディだ。もう一緒に戦えないけどな......。こいつは超がつくほどマジメな男だった。だからこんなに花束が置いてあるんだろう。俺はその数を増やさなかった。アイツは花より団子なやつだった。アイツはコーラが好きでな.....。だから、墓に置いてやった。きっと天国でも飲みたいだろうからな......。お前たちも、コーラを置いてやってくれ......、ペプシの方だぞ.................................」


ヴィクターは積もる話を沢山した後、盛大な拍手を受けながら、椅子に座ってゆっくりと深呼吸をした。


(これで少しは報われたのかな....、お前も......。)


感傷に浸っていると、グレイムが隣に座った。


「分かってるよ.....、次はどこだ?」


「申し訳ない......、生きていると知ったらしく上から......。」


ヴィクターは立ち上がった。


「ああ、引き受ける。どこだ?その場所ってのは。」


【パート32】

「な、何!?進軍するのか?」


「ええ、もうすぐで国内の敵勢力は制圧できます。なので、シャドガルドへの進軍を......。」


グレイムは地図を見せた。


「残りの国内の敵勢力です。ここを叩けばあとは.....。」


「なるほど、そこをちょこっとやってくればいいんだな?」


ヴィクターは地図の目を通しながら言った。


「ちょこっとって......、地図で見るとそうかもしれませんが、結構な数がいます!お一人で向かうのは......。」


ヴィクターは身支度をしながら言った。


「大丈夫だ。あいつが死んでから、ただ泣いてたわけじゃない。俺だって強くなってる。」


「今よりも強いとは......、一体.....?」


グレイムは首を傾げて言った。


ヴィクターは振り返った。


「良い武器を作ってもらったんだ!」


ヴィクターは扉を開けて歩き出した。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ