最終版第7話 思いついたのは最強のヒーロースーツ
【パート18】
BLACK NINJA計画が始まってから、すでに3日が経った。全く前に進まない。どうやったらこの設計図が可能になるのかがこのメンバーでは全く思いつかなかった。
「鏡をいたるところに貼り付けてはどうだ??」
博士が提案した。
「却下だ。全然格好良くないだろう!!ミラーボールだと思われるぞ??」
「そうね。ミラーボールだわ。」
「ミラーボールだね〜。」
「却下か.........」
「「うーーーーん........」」
決まらないまま、また一日、また一日と時間が過ぎていった。
【パート19】
一週間が経過した。
今日は朗報がある。ルミノアが研究していた新物質の開発が成功したのだ。
「ねぇ!!ルミ姉の研究が成功したって!」
「おぉ!新物質とやらの開発か!!.....名前は確か.....。」
「スペキュラニウムよ。博士。」
「それだ!スペキュラニウムだ!」
「そうよ。光の古文書に書いてあった"光の器"......、ずっと研究していたのよ。やっと開発に成功したわ。」
"其の器に光を蓄えよ。光は力となり、色を成す。"
"白きは無垢、灰は鋼を呼び、黒は真の姿を現さん。"
ルミノアはスペキュラニウムの特性を見せてくれた。
その物質は普段は白いが、光エネルギーを吸収することによって、灰色、黒色と段階的に姿を変える。これはいわゆる充電ゲージのようなもので、白が30%ぐらい。灰色が60%、黒が100%といった具合にどのくらい蓄積されているかを示している。
「すっげぇな、色が変わったぞ。」
「ああ、素晴らしい。」
「やったね!ルミ姉!」
【パート20】
このとき、ヴィクターは閃いた。ヴィクターの頭に、BLACK NINJAの姿が降りてきた。白から黒になったとき、忍者コスチュームを身に纏う姿が。
「なあ、ルミノア。その光エネルギーってのは貯めるだけで放出したりできないのか??なんていうか.....、貯めたものから作り出すというか.....。」
「できるけど、それがどうか........、ハッ....!!」
そのとき、ルミノアは何かを思いついたような顔をした。2人は顔を合わせて、謎の握手を交わした。
「作りましょう!!このイメージを現実に!!」
「ああ!このイメージが一番BLACK NINJAって感じだ!!」
ルミノアとヴィクターは2人で目を輝かせながら話していた。博士とレイは唖然としていた。
ルミノアは立ち上がって、全員に話し始めた。
「ゴホン、私たちは今、一つのヴィジョンを頭に思い浮かべたわ。これを形にできるかどうかヴィクターと話していたのよ。結果、実現可能よ。」
「だから、そのイメージというのは一体何なのだ!!」
「聞いて驚け....!!マジで凄いからな!!」
・MAX出力 100% 黒 (Black)
【BLACK NINJAに変身】 人を超越した身体能力。大型武器の生成が可能。
・通常出力 60% 灰 (Gray)
身体能力強化。手裏剣やクナイなどの軽装備(武器)の生成が可能。
・低出力 30% 白 (White)
わずかな身体強化のみ。雑魚敵には有効だが、強敵には太刀打ち不可。
「ってことよ!!ちょっと博士には難しすぎたか??」
「いや、分かったさ。クールなスーツではないか。そういう服装特有の動きにくさはどうする?戦場に適していて動きやすい方がいいだろう。」
「それはしっかりと考えるわ。それにしても、ヴィクターくんの発想はすごいわね〜」
ヴィクターはニヤけながら言った。
「いや、ルミノアの技術力がなけりゃまず実現ができない。」
「素直に喜びなよ!ルミ姉が褒めてるんだから〜!!」
一週間、全く前に進まなかったBLACK NINJA計画は、ルミノアの手によって、大幅に前進した。計画はヒーロースーツの製作へと移る。




