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最終版第1話 最高なバディ

改良に次ぐ改良ですが、これが最後です!!皆さんこれから読んでくれると嬉しいです。

【パート1】

ー20XX年ー


かつて「平和ボケ」と馬鹿にされるほど平和で、戦争とは縁がなかった国、ヴァイスガルド王国。

その首都ルミナスシティでは激しい戦闘が繰り広げられていた。


そこで、男二人が応戦していた。


感じられるのは、迫りくる敵兵の足音と複数の場所から感じる鷹に狙われているかのような視線だ。


「ヴィクター!少し時間を稼げるか!」


ルークは爆弾を5個取り出して、辺りをゆっくりと見渡した。風や人の動きを見た。


「タイミング間違えるなよ!ルーク!」


「ああ、分かっている!投げるぞ!!」


投げられた爆弾はまるで自分の役割を分かっているかのように、何人かの狙撃手と敵の軍勢の下に落下した。

逃げ惑う敵兵やスコープを覗くのをやめる狙撃手たちの鼓動は爆音によって聞こえなくなった。


ルークは少し悲しそうな顔をした。


「こんなことの為に野球を続けていた訳ではないのだがな。」


【パート2】

敵がいなくなって、辺りには静寂が訪れた。


二人はグータッチを決めた。


ルークは、服装と髪を整えながら言った。


「今日もお疲れ様だ。ヴィクター。」


ヴィクターは大声で笑いながら言った。


「ああ。お前の腕もさらに磨きがかかってるな!ルークさんよお!」


「ああ、だが少し眠いな。」


ルークは大きくあくびをした。


「マジメなのは昔から変わらないな!お前は!」


「お前もな。相変わらずその減らず口だ。」


二人のお腹が同時に鳴った。


「店でも探すか!」


「バカ言うな。この風景を見てもそう思うのなら喜んでついていくぞ。」


ルークは早歩きで向かった。


「基地に戻るのが良いだろう。行くぞ。」


「おお!名案だな!」


二人は食料を求めて歩き出した。


そのとき二人が感じたのは強めの向かい風だった。


【パート3】

シュル......、シュル......

シュル......、シュル......

シュル......、シュル......


聞いたこともない不気味な音がした。


二人の間には緊張が走った。


「な....、なんの音だ?」


「分からない。警戒を怠るなよ。」


二人は銃を構えた。


シュル......、シュル......

シュル......、シュル......

シュル......、シュル......


音は確実に二人に近づいている。

二人の額には冷や汗が垂れていた。


コツ.....、コツ......

コツ.....、コツ......


人の足音が静寂な街に響き渡った。


「おやおや?こんなところに人がいるはずではないのだがね?」


不気味な雰囲気を醸し出す男が二人の行く手を阻んだ。


「さては、あっちが失敗したね?ふむ。君たちが一枚上手だったのかな?」


男の背後から不気味な音を発する"何か"が現れた。


「殺すか?」


影でできた化け物のようなものが喋った。


「そうだね。殺すべきだ。」


「あいよ。」


男が合図をすると、化け物が二人に手をかざした。


「こ、こいつら.....、何なんだ?」


「わ、分からない.....、どうする....?迂闊に動いては....」


ルークの足は動かなかった。


「まあ、どこへ逃げようが無駄なんだけどね。いいよ。殺して。」


「ああ。」


二人は、自分から何かが抜けていくような感覚がした。


「ヴィクター.....、何かがおかしい.....。逃げるぞ…....!!」


ルークが震える声で走り出した。


「ま、待て!迂闊に動くな!クソ!」


ヴィクターは建物の中に向かって走り出した。


「全く、面倒くさいですね。人間というのは。」


影の化け物が分裂して二人を追った。


「死ぬんじゃねぇぞ!ルーク!」


背後に化け物が迫ってくるのを見て、逃げる速度が増した。


「ヴィクター!お前もな!」


ルークは無我夢中で走っていた。


銃声が一人の足音をかき消した。


ヴィクターは走りながら振り返った。


そこにはルークの倒れた姿があった。見渡すと、影の化け物はいなくなっていた。


「全く。人間とは愚かだ。攻撃手段が一つなわけがないでしょう。」


若い男は口角を上げて、銃をしまった。


ヴィクターは膝から崩れ落ちた。


「そんな......、あんまりだ........。」


気がつくと、ヴィクターは青白い空間に飛ばされた。


「なあ、ルーク......、俺も死んじまったみたいだ......。すぐに行くからな......。」


青白い空間が研究所のような施設へと姿を変えていった。それは子供用服の撫でると色が変わるスパンコールのようだった。




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