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五年間ありがとうと、祭りのあと

作者: 夕凪ナギ

 久しぶりのエッセイで緊張しております、夕凪ナギと申します。書き手となった五年の節目に、少し書き留めておこうと考え、筆を取りました。あっ、本物の筆は持ってないので、いま握っているのはスマホです、はい。


 読み専だった私は、2018年12月11日に、ちょっとした出来心から、書き手側として、なろうに投稿を始めました。それから、五年が経ちました。これも読みに来てくださる皆様のおかげです。ありがとうございます!


 途中、インフルエンザにかかったり、台風のせいで回転性のめまいを起こしたり、そのめまいが結局、持病に進化してしまったりと、お休みしてしまった時もありました。


 それでも、この五年間で、昨日までに投稿した文字数が、7,853,880字。全23作品のうち、完結10作、短編10作、連載中3作、エタなし。


 一言にまとめれば、がんばりました! でしょうか。



 処女作は、連載中の2019年にHJネット小説大賞に応募したら一次選考を通過し、読んでくださっている皆様と当時のTwitterで大騒ぎしたことを覚えています。完結後は、完結ブーストが起こり、完結おめでとうのお祭り騒ぎを体験させていただきました。ありがとうございます♪


 しかし、その翌年は、応募したコンテストすべて全滅して、頭が冷えました。


 新作を出しても出しても読まれない底辺をコロコロしていて心が折れていたことや、世の中がコロナ禍で暗かったこともあり、その後は、何にも応募できなくなりました。


 だけど、そんな状態でも投稿は続けていました。



 ブクマ(ブックマーク)がゼロなら、辞めてしまったかもしれません。ですが幸いなことに、どの作品にもブクマはつきました。そして更新すると、最新話を毎回読んでくださる方がいらっしゃることもわかります。ひとりでも継続して読んでくださる方がいることは、とてつもなく強力な応援になりました。ありがとうございます。


 そんな底辺が続いたことで、次第に忍耐力を得ることができたと思います。ブクマが一ヶ月増えなくても、悲しくて辛いのですが、そんな中でも継続して書き続ける根性がついたと思います。



 私が、ラノベを書き始めたのは、楽しく読んでいた作品がなかなか更新されなかった苛立ちからです。物語を途中で放置して、別の新作を書き始める作家さんも少なくなかったのが、勝手ながら、とてもストレスでした。


 だから、書き始めたお話は、絶対に完結させようと決めていました。ですが、あまりにも読まれなくて削除したくなった作品も、これまでに二つありました。



 最初に踏みとどまることができたのは、三年ちょっと前のことです。夜中にTwitterで呟いたときに、その呟きを一番最初に見つけてくれた作家さんが「俺が読む」と言ってくださったのです。作品名を何度か確認して、ブクマをつけてくださいました。その優しさに涙が止まりませんでした。私が読み専のときに気に入って読んでいた作品が来年アニメ化される作家さんです。これでもう、削除できなくなりました。


 そのときの私は、筆を折りそうな危うさがあったようです。「図太くいこう、なろうでは」と、言っていただいたことも、大きな救いになりました。


 他にも夜行性の方々が次々と見つけてくださいました。いま思い出しても、涙が出てきます。ほんと、ありがとうございます!



 二つ目は、去年の1月だったと思います。かなり時間をかけて準備した新作に星1ばかりがついて、最初に応援で星5を入れてくださった方がいるのに、平均点が2.1まで下がったときです。平均点をわざわざ計算したわけではありません。作者の情報ページには、見たくなくても表示されているのです。


 星評価は5点満点です。悪い作品でも4点前後だったので、見たことのないほどの低評価でした。しかもブクマもほとんどない。確か、25話更新してもブクマ3個だったと思います。


 私にとってブクマは、「継続して読むよ」という読み手の方からのメッセージだと感じています。


 ずっとブクマが増えない状態が続いてそんなに酷いのかと悩み始めていた頃、更新直後に2ポイント増え、ブクマ増かと喜んだら星1だったときに……ポキンと心が折れてしまいました。


 星1をつけることは悪い意味ではないと主張される方も、大勢いらっしゃいます。もちろん、そういう考え方も、頭では理解しています。


 だけど、こんな精神状態のときには、星1が、剣や槍となって書き手の心に突き刺さることがあるんです。何の代償もなく星5でも付けられるのに、わざわざ星1を選択されたということは、読む価値のないクソだと言われたと感じてしまいます。


 星1が平均点に響かない大量ポイントの作品では、私は星1がついたことにさえ気づきません。ですが、ほとんど評価のない新作に、いきなり星1を複数つけられると折れる人もいるのだと、知っていただきたいです。


 もちろん、読んだ結果の評価としての星1なら構いません。でも1話目のアクセスがつかない星1は、ちょっと考えていただきたいです。検索除外のためのポイントなら、真ん中の星3ではダメなのでしょうか。


 どう読まれたかがわかるカササギさん情報は、2日遅れになります。それまで待とうと何とか決め、そして発作的に削除しないようにと、なろうコン(ネット小説大賞)の応募タグを付けました。


 するとこの作品に、運営さんから感想をいただきました。嬉しかったけど、その運営さんも、ただの誤字かもしれませんが、物語の主要設定を勘違いされていると感じました。設定を凝りすぎたんだと、ブクマが増えない理由がわかった瞬間でもありました。


 ですがこの作品は、なろうコンの一次選考を通過していました。私がなろうコンの選考を通過したのは初めてです。めちゃくちゃびっくりしました。


 なろうコンの一次選考を通過したと、この作品のあらすじに入れると、たまたまかもしれませんが、星1はピタリと止まりました。そしてブクマも、ジワジワと増えていきました。なろうコン効果って、すごいです。


 その年の……去年のなろうコンでは、もう1作品が一次選考を通過していました。今年はこの作品は落ちましたが、昨年と同じく2作品が、一次選考を通過しました。二次落ちですが……。


 でも、少しずつ成長しているのではないかと、ちょっとだけ思っています。少なくとも、どんな状況でも継続する努力ができるようになったと思います。これは貴重な経験であり、大切な成果かもしれませんね。



 ◇◇◇



 この五年間、処女作以外は、ずーっと低迷している状態で、底辺をコロコロしていました。それでも、私の描く物語を読んでくださる方がいらっしゃいます。本当にありがとうございます! もう、感謝しかありません。


 私は、流行り物には手出しができない臆病者なので(完結できなくなるかもしれないので)、テンプレとはズレた物ばかりを書いている自覚はあります。


 でも書き始めるときには、物語の終わり方を決めてから書いているので、途中で放置することはしません。もしエタってしまうなら、それは何かの事情で、私がなろうを離れるときです。なので、安心してブクマをお願いします♪


 読んでくださる皆様の、暇つぶしになれば、また、現実リアルを離れて気分転換をする読み物のひとつに加えていただくことができれば、幸いです。


 これからも、どうぞ、よろしくお願いします。



暗〜い雰囲気でごめんなさい。

次のエッセイは、楽しいことを書けたらいいな。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文字数半端ないですねΣ(゜Д゜) 成長がわかりにくい投稿サイトですが、継続した人は間違いなく力は付いていますよね。 私も頑張りますヽ(=´▽`=)ノ
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