4番 愛しい希望の詩
怩撓政権が送って来た
利権怪人アブラー!
街をビルをかけぬけて
5人組ヒーローが大活躍!
<登場人物ざっくり紹介>
彡(゜)(゜)···主人公のキモオタ君ことワイ君(17歳)
特撮玩具を大事にコレクションしているマニア
アカネ···ヒロイン
赤メッシュ入り黒髪セミロングヘアーの美女(20歳)
スリーサイズは85-58-87
かわいいお姉さんヒーローやで
クララ···青髪ロングヘアーの美少女
17歳
まぁまぁクールなアカネの仲間やで
ライオネ···黄髪ショートヘアーの美少女
17歳
博多弁キャラなアカネの仲間やで
ロア···緑髪エアリーボブヘアーの美少女
17歳
口調が丁寧なアカネの仲間やで
フィーロ···ピンク髪ツインテールヘアーの美少女
17歳
ちょっと小悪魔っぽいアカネの仲間やで
<悪の組織、堕悪膩笨怩撓帝国軍 本部にて作戦会議が行われておったのだ
またも悪い企みをしているのだぞ>
検閲派大臣「利権で儲けるのだぞ?」
治安維持派大臣「どんな怪人を遣わせるのだ?」
公共福祉派大臣「この怪人を派遣するのだぞ!
ゆけ、アブラー!」
「アブラブラー!!!!」
新たな怪人が造られおったのだ
三大臣「ワッハッハ!」
<そして
スポイトのような頭部と
半身ずつがそれぞれ生と死を象徴する様な体を合わせ持つ怪人
アブラーが街に現れおった!>
ハンバーガー屋店長「ヴィーガンバーガー好評発売中やで!」
アブラー「休業要請を出したのに何故店を開けておる」
店長「休業したら人件費が払えなくなってしまうんや」
アブラー「きさま!政府に逆らいおるのか!」
店長「休業補償をしてくれないなんて酷いやんけ!」
アブラー「出てこい!ウヨ兵共よ!」
悪の戦闘員が現れおった
ウヨ兵「政府に頼るなんて店長はクズだ!」
ウヨ兵「自己責任だ!」
ウヨ兵「与党を批判するなら金を受け取るな!」
店長「給付金の元はワイらが払った税金やぞ!
何のために税を払っとると思うとるんや!」
アブラー「生意気な!こうしてくれる!」
アブラーは客の食べてるヴィーガンバーガーに油を注入しおったのだ!
客「すさまじい油分よ」
ハンバーガーを完食した客は胃もたれで入院しおった
アブラー「設備を破壊してくれるわ!」
店長「店を壊すのやめろ!」
<そのときだった!>
5人「スーパースパーク!」
ずびゃあああああん!!!!!
5人の美少女戦士が次々に現れたのだ
アブラー「おお!?おのれ!」
「アカネ·レッド!」
「クララ·ブルー!」
「ライオネ·イエロー!」
「ロア·グリーン!」
「フィーロ·ピンク!」
アカネ「見よっ!
共愛戦隊!」
5人「リライジャーファイブ!」
名乗りをバッチリ決めた5人
彡(>)(<)(アカネさん、今日もカッコ可愛いンゴ…//)
アカネ「“小さな命を守るため”に今日も頑張るね、ワイ君っ♡」
彡(>)(<)「あっ、はい!応援してますっ!」
彡(゜)(゜)(アカネさんのセーラー服の色、ゼアスみたいに赤主体でおしゃれンゴねぇ……♡
ヘドラ感あるあの怪人とどう戦うんやろか……)
アブラー「おのれぇ!かかれー!」
ウヨ兵「ウヨッ、ウヨッ」
<怪人は悪の戦闘員を嗾けた
戦闘が始まるのだぞ?>
アカネ「スパーク真空蹴り!」
ウヨ兵達「うわ〜!」
アカネは電子の力を込めて
空手を応用した飛び蹴りを繰り出したのだ!
敵はやられおった
クララ「スパークドリル!」
ウヨ兵達「ウーヨ!」
クララは電子の力を込めて
体を高速回転させたのだ!
敵はやられおった
ライオネ「スパークスープレックス!」
ウヨ兵達「ぐわ〜!」
ライオネは電子の力を込めて
敵を怪力で締め上げてから投げたのだ!
敵はやられおった
ロア「スパーククロスカウンター!」
ウヨ兵達「どわ〜!」
ロアは電子の力を込めて
敵の懐に潜ってパンチを繰り出したのだ!
敵はやられおった
フィーロ「スパークサンダー!」
ウヨ兵達「おわ〜!」
フィーロは電子の力を込めて
合気道を応用した投げ技を繰り出したのだ!
敵はやられおった
アブラー「まだまだだ!ものども、かかれ〜!」
ウヨ兵達「突撃ー!」
アカネ「満月スパークブーメランを使うよ〜!」
4人「お〜!」
<アカネ達はそれぞれ
ピースムーンスティックを取り出し合体させた
ピースムーンスティックとは
電子の力が込められたスティックなのだ
5人分を合体させると
ブーメランに変形するのだぞ>
5人「満月スパークブーメラン!」
ブーメランがウヨ兵達へ飛んでゆく
5人「スパーク!」
ずぎゃぁどぉぉぉんぴきゃぁぁん!
ウヨ兵達の首が飛ぶほどの威力だったのだ
アブラー「あれやべえ」
アカネ「お姉ちゃんハリケーン·アンパンバーガー!」
「おし、いくよー
ライオネ!」
「任せんしゃいパーンチ!」
「おっとっと
クララさんお願いします!」
「オーライ!
アカネ、クラウディングトライで!」
「OK!
フィニッシュ!」
蹴られたミラーボールがアブラーに直撃する
どかぁぁぁ!
アブラー「オイルショックー!!!!」
辞世の句を叫んだアブラーは縦半分に真っ二つになって
爆死しおった
どががああぁぁぁぁんんん!!!!
店長「これでまた営業出来るようになるで!安心や〜
折角やしスレ建てたろ!」
平和になったのだ
チャウチャウ犬「困った困った」
子犬「そうですねぇ」
ライオネ「迷子なん?」
クララ「そうみたいだね」
ロア「保護しましょうか」
フィーロ「かわわな犬じゃん♡
パン屋も救えて今日は良い日〜♪」
4人は2匹の犬を連れて拠点の船に帰ったのだ
<一方その頃
部屋に戻っていたアカネとキモオタ君は>
「あのっ…アンパンバーガー、すごく美味しいですっ!」
「良かった〜♡パン屋さんで手に入れたアンパンを
ハンバーガー風にしてみたよっ」
「あっ、そうなんですねっ 凄いです…!」
「お姉ちゃんの料理にはね
勇気と強さと悪を憎む心が詰まってるんだよっ
大事に食べてくれたら、きっと良い事があるよ♡」
「あ、はいっ!アカネさんの料理は、えっと、
ワイにとって、とっても大事ですっ//」
「ふふっ ありがとね♪
そう言ってくれるワイ君が、大好きだよっ♡」
「〜〜っ//ぁっ、どうもっ…//」
(アカネさんに好きって言われるの…
めっちゃ恥ずかしいけど、めっちゃ嬉しいンゴ…//
よろしく勇気、って感じで
いつかアカネさんに気持ちを伝えたいンゴ!)
「あっ、ワイ君っ
Q全話見終わったし、次は一緒に初代ウルトラマン見よっ♡」
「あっ、そうですね!見ましょうっ」
アカネさんと一緒に
大画面テレビでウルトラシリーズを見れて
毎日が幸せや
「ウルトラマンって、赤いんだね」
「そうですねっ、青い戦士とかもいますけど、基本的には赤が含まれてる、感じですっ」
「そうなんだね〜
アカネも、見習わなきゃ…!」
そう言うとアカネさんは
画面に視線を向けた
ワイも視線を追従させた
ウルトラシリーズを視聴している時のアカネさんは
真剣な顔で食い入って
物語に向き合っているように見えた
ワイと同じように
そんなアカネさんが
ワイは猛烈に好きや
<ワイ君が
アカネお姉さんへの愛を伝えられる日は来るのかな?
迷子犬の飼い主が見つかると良いね、みんな
これからも、応援しよう!
つづく>
次回予告
《突然、キモオタ君はアカネに誘拐された
それは、ある場所からやって来た
アカネの
寂しげな愛によるものだった
イーグル!シャーク!パンサー!
邪魔するものを排除せよ!
共愛戦隊リライジャーファイブ
「正義の月女神」
これは見なくっちゃ!》
<フリートーク>
今話の元ネタは
電子戦隊デンジマン
アブラーのモチーフは
ベーダー一族のベーダー怪物
+油です
脂っこいもの苦手なのでモチーフに採用したんですよw
勿論食卓に出たら残さず食べますよw
人として当然なのでw
作者的にはベーダー怪物みたいな左右非対称の怪人が
性癖に刺さるんですよw
片側が生、反対側が死をイメージしたコンセプトと
製造番号の設定がたまりませんよw
デザイン的には
ジュクラーとタイムラーとダートラーとノラネコラーが気に入ってますよw
個人的ベストは
ドクガラーかアクマラーですねw