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幻星記~第一部〈八の要〉編  作者: キヒロ
第一章〈ララ編〉
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〈ララ〉その1

〈八の要〉の一人…〈ララ〉の居館に到着した一行。

小高い丘の上に建つ〈ララ〉の館は、落ち着いた二階建ての赤茶の建物である。丘の下、左右に三階建ての騎士の為の館…左が、詰め所。右が、独身寮。それ以外にも託児所、養育所があり、親のいない子供が、共同生活を送っている。これらの建物も全て…赤茶色で、統一されている。建物に近づくと、〈ララ〉が、〈上位の盾〉と共に…玄関前で、待っていた。

真っ白な髪に紫の瞳…〈ネイア〉よりやや低い193地。二十代後半の柔らかな姿をした〈ララ〉は、着物に似た衣を着ている。袖口と首元迄ある服…艶やかな明るい紫の生地に白い花が、映える。「待つ。ます。」感情のない声。たが、容姿に…ぴったりと合った柔らかな声。〈魔族〉の中でも…弄られるのを嫌い…原形、基本的な姿をしている〈ララ〉。ひらりーカーンの傍に来ると、頭で、カーンの頰をすりすりと、すり寄せる。べったりな様子に!…ぽ!…かーん!!。リューンは、開いた口が、閉まらない。理解不能なミリリアは、困惑する。ただ一人…カーンの正体を確信しているエイナは、呆れ顔。〈三の剣〉に至っては、無関心。「〈ララ〉は、本ー当に!甘えん坊…ですね。」〈シーナ〉は、にこやかな笑顔で、言う。ふわりー〈シーナ〉の傍に寄ると、抱き付く〈ララ〉。頭を撫でる〈シーナ〉。満足した〈ララ〉が、離れると、「部屋。案内。」「はい!。」「畏まりました!。」〈盾〉達が、直ぐに!応えると、ばらばらと分かれ、案内する。「リューン!先に行ってろ!」「う、うん!!。」カーンの声に応えるリューン。カーンの荷物を持つ〈盾〉達の後に続く。遠慮するエイナとミリリアの荷物も〈盾〉達が持つ。ちらりーカーン達を見るリューン。〈ララ〉の後を、〈シーナ〉、カーン、〈三の剣〉が、順に続いて、去って行く。

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