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宇宙人じゃなかった

高3の夏、大学受験に向けて希望者は放課後に英語の講座を受けれた。


どっかの塾の先生が学校に来るとの事で受講する事にした。



おっさんの先生が来てイントネーションがアニメに出て来るオカマっぽい。


見た目も長身でシュッとしてて73分け。マツケンサンバの振り付け師のおっさんに似てる。



「ここはこういう事よ〜ね〜」


「正解はベー(B)よ」



さらに、たまに踊りながら英語の発音したり、英文を読んだりする。


両手を上にあげ、パラパラみたいな感じで手を動かしてる。


もう英語どころではない。


講座が終わった後、単語や熟語ではなく、おっさんの手の動きやオカマみたいな喋り方しか頭に残らなかった。



当時、東大を目指す漫画『ドラゴン桜』が流行ってて、それに出て来る先生が



「東大理3は宇宙人が行く所だ」


との事。



あのマツケンサンバも宇宙人なんじゃないか?


賢すぎてあんな事になったんじゃないのか?


しかし、未知との遭遇。


僕は宇宙人に会えて嬉しかった。



2回目の講座前、授業前にトイレで用を足してると、マツケンサンバが横に立って来た!



「先生、暑い中大変やね」


声をかけた。


「暑いですね。僕は長崎出身なんやけど、大阪の方が暑いね。みんな体調崩したアカンで」


「そうですね。無理せん程度に頑張りますわ」


「有名なとこ行きたかったら無理しなダメなんですが(苦笑)」



こんな感じの会話をした。



ガッカリした。めっちゃ普通やん。


喋り方もオカマ口調ちゃうやん!


宇宙人のフリしてるだけやん!



マツケンサンバが常識あるおっさんでガッカリした。


2回目の講座で受けるの辞めた。

今考えると、常識あるから塾の先生しとるんやけどな(苦笑)

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