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ペプシマン・オバタ

僕らが小5の時、ペプシマンが流行った。



人の物を隠したり、ちょっかいをかけたりして、やり返されたら先生に泣きながらチクる嫌われ者のオバタが水泳の授業でペプシマンのマネをした。


水泳帽で完全に顔を覆ってゴーグルを目の当たりにかける。


それだけなのだが、ペプシマンに見えた。



ペプシマン・オバタである。



これは流行ると思った。オバタ発信でみんなマネする。


ただ、俺はオバタ嫌いやからやらんけど。


俺はマネしないけど、みんなするやろ。


そう読んだ。みんながペプシマンやってつまらなくなる展開やろ。








しかし、予想に反して誰もペプシマンをしなかった。


良いネタやのに何でや?


みんな笑ってるのに何で誰もマネしない?



嫌われ者のやる事は流行らん事を学んだ11歳の夏。


みんな俺と同じでオバタのマネしたくなかったんやろう。


流行は人気者しか作れないのか。



1発屋芸人の1発ギャグ、しつこく最後までマネしてるの嫌われ者やし。


最後の灯火でそいつが止めると終わる。

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