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和歌山シャイニング

スティーブン・キングもびっくり!

バイト先のオバちゃんが10年ぐらい前、娘さんと和歌山のポルトヨーロッパに行った際に泊まったホテルの話。


このオバちゃんの名前は海野さん(仮名)



海「藤本くん、めっちゃ安いホテルはあかんで」


藤「えっ?何かあったんですか?」


海「10年ぐらい前に和歌山のやっすいホテルに娘と泊まってんけどヤバかったわ」


藤「幽霊出たんですか?」


海野さんはホラー好きである。



海「出てくるんちゃうかって場所にあったわ。山奥でなぁ。色んなホテルがある場所から離れた山奥やで。不気味やろ。ほんで、中も薄暗くて客は私らともう1組だけ」


藤「中が暗いの嫌ですねw」


海「ほんでな、部屋もなぜか地下1Fにあってな」


藤「えっ!?」


海「おっちゃんが部屋まで案内しますって付いてったら地下やってん」


藤「景色見れないじゃないですかww」


海「そやねん。もう最悪。TVも昔のダイヤル式のやつでTVの横のダイヤル回しに行かなあかんねんけど、回しても付けへんから、案内のおっちゃん呼んで直してもらってんけどな」


藤「直ったんですか?」


海「おっちゃん色々イジってはるねんけど、イジってる最中ずっと、

海野様ありがとうございます!海野様ありがとうございます!海野様ありがとうございます!」


藤「こ〜わw」


海「恐いやろ、直ってんけどなw

ほんで風呂に行くまでの廊下も電気付いてなくて、風呂場も薄暗い」


藤「お化け屋敷ですやんw」


海「廊下で他の女のお客さんに会って恐いですよねぇって言い合ってた。その人はペット可やから来たらしいんやけど…」


藤「仲間おって良かったですね(苦笑)」


海「ほんまになw、まだ恐いのあって風呂上がりに自販機でジュース買おうとして、お金入れてんけどジュース出てこえへん。湯婆婆みたいな仲居のおばあちゃんに出ませんって言ったら


知らん!!


って怒られてんけど、絶対ホテルの人やねん。ちなみに部屋案内したおっちゃんとこのババアの2人で切り盛りしてたわ」


藤「2人で山奥。夫婦でのんびりやりたかったんですかね?」


海「いや、夫婦ちゃうわ。親子や思う。息子とおかんやわ。

おばあちゃん受け付けの所でずっとカラオケ歌ってたし、おっちゃんは呟きながらストレッチしてた。客おんのにやで」


藤「そこまでいったら、山奥で2人取り憑かれてますやんwシャイニングやw」



『シャイニング』はスティーブン・キングの映画でホテルでお父さんが悪霊に取り憑かれる映画だ。



海「和歌山シャイニングw」


藤「フフッ」




そのあと、3年ぐらい年賀状が届いたらしく



あけましておめでとうございます。


次回来た時はオレンジジュース1杯無料



いらんわ!誰が行くかww


玉出でバヤリース買うわ!

受け付けのお土産コーナーのショーケースにもクモの巣張ってたらしい。


こ〜わw


歌ってやんと取れやw

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