乙女と恋と愛と Ⅳ‐Ⅰ
SIDE:アルベルト‐Ⅰ
リオの外出届けがシスター・エイプリルを通じてなされたと知った時、俺は驚いた。
申請されたのが、間違いなく今回が初めてだったからだ。
彼女が保護されてから、既に半年以上。
記憶がないという彼女が、いかに日常のことから魔術のことまで知識の吸収にてんてこ舞いだったとしても、閉じこもっていたら外に出たくなるのが人間というものである。
申請後却下されたのならわかるが、よく我慢出来たものだと感心し、思い至らなかった自分を少し情けなく感じた。
あとで聞いてみたら、本人はケロッとした顔で「安全のためってわかったからね。それよりお給金貰えてすぐに行けてラッキーだよ」なんて笑ってた。
のんびりしているくせに、実は堅実なリオらしい言葉だった。
リオは不思議なアンバランスさを持った娘だ。
時にそれに驚かされる。
概ね良い意味で。
最初は彼女のこれまでを思って哀れむ気持ちばかりだったが、今はそれがなくても、彼女に味方してやりたいと思っている自分がいる。
聖職者の外出は、彼らの安全は勿論、緊急時の治療の為にも滅多にない。
その場合、必ずその町の教会を警護している騎士団や警備隊、保護機関に申請しなくてはならない。
許可がなければ自由に外を出歩くことすら許さないのだ。
その不自由を理不尽に思う気持ちが、まだ幼かった頃、俺が騎士を目指した理由のひとつとなった。
最初のうちはただ漠然と、俺よりも小さなエラを兄になって守ってやるにも、社会的にも認められる地位と、強さが欲しかったからだった。
それにいつしか、教会という檻がなくても、シスターたちが自由に外を出歩ける社会を作りたいという願いが加わった。
俺には、門番も砦も何もかもが、おためごかしに理由を掲げているようにしか聞こえなかったのだ。
国が多くの予算をつぎ込み人身売買の摘発に尽力するのは、彼らに利用価値があるからこそだ。
保護なんてしなくても、いっそ癒しの力を持つ者以外いなくなった方がいいんじゃないかと幼心に思うほど、俺には社会の方が歪んで見えた。
その青い気持ちは、騎士団に入ってから幾分かなくなったようにも感じるし、強くなったようにも思う。
誰しも大人になるにつれ、自分の小ささを思い知るほど諦めることを覚える。
しかしそれと同じかそれ以上に、聖職者絡みの事件に関われば関わるほど、あの頃の気持ちが強く胸に刺さった。
町では敬われ、救いの手として尊敬を集める聖職者たちの、何と無力でいたわしいことか。
攫われ、売られた先での彼らの流用は、癒しの力だけではない。
よくもまあ思いつくと、人間が恐ろしく感じる。
癒しの力を持った者の中でも特に女児は人気があり、醜い欲望のはけ口から、美しさを追及する収集家、その手の愛好家、好事家までおり、酷いものではただただ治っては痛めつけ、というのを繰り返している輩もいた。
全てに共通するのは、飼い殺しにするという点だろうか。
金に恵まれた者ほど癒し手を多く抱えることも可能で、自分にもしものことがあった時のための癒し手は、一人でも構わない。
代わりはいて、死にたいと魔力を纏うのをやめたとしても、違う癒し手に癒させ、また苦しめる。
普通の人間も、同じように癒せば同じように使える。
悪魔のような循環を作り出していた。
そういった場所で保護された、かつて聖職者だった者や名も無き者は、多くが心を病んでいた。
シスターは知らない。
知らせて苦しめたくもなかった。
シスターもリオも。
珍しくないんだ。
リオみたいに、記憶に障害を抱える人たちは。
俺は知識欲の強さと機転の速さを買われ、剣術ではこの町の騎士団でも中堅に位置するにも関わらず、ベルケル様の側近となり、秘書のような役割も任されてきている。
この町はもとより近隣の治安から聖職者の保護まで、ベルケル様の近くにいればこんな若造の俺でも、嫌でもたくさんのことが目にも耳にも入ってくるのだ。
保護機関の職員でもないのに俺がリオの外出届けを見る機会があったのも、そのためだった。
この町の砦には、王都の本部に比べれば小規模ながら保護機関の支部(通称保護課)もあるため、順番としては保護課に申請の後、保護課から騎士団への護衛依頼と許可申請がくる。
保護課と騎士団両方の長の許可が必要なのだ。
…シスター・エイプリルも、俺がこの前行ったときに教えてくれれば良かったのに。
俺に申請書を渡してくれたら、砦にわざわざ出向かなくても………ああ、そういえばあの時はエラが一緒にいたんだった。
エラは女性が俺に近づくのを嫌っている節がある。
リオにまでそれを発揮することはないと思うが…
そういえばあの二人が仲良くしているところはあまり見ない。
シスター・エイプリル気を遣ったのかもしれないな。
一瞬そんな内輪の思いが頭を過ぎったが、今は置いておく。
保護課の長、セレスティノ・アークライト様直々のお越しだ。
その名の通り貴族に名を連ねており、(平民に苗字は無い)この砦の顧問魔術師でもある。
騎士団とこの砦全体の代表がベルケル様なら、彼は保護機関支部と魔術師の代表で、この砦のみで言えばナンバーツーとなる方だ。
通常保護課と魔術師長を兼任することなど滅多にないが、それだけ優秀な方であるのと、やはり町規模なので有能な人材は多くない為そうなっている。
ちなみにベルケル様も、名をマティアス・ベルケル様といい、同じく貴族の出である。
一見威厳に満ち溢れ、女子供からは近づきがたいとされる容貌のベルケル様とは反対に、アークライト様は、物腰柔らかな年齢不詳の紳士めいた雰囲気をお持ちで……あくまで俺の主観だが、底が見えない、油断のならないような方とお見受けしている。
俺は若干の緊張を滲ませつつ、アークライト様より渡されたそれを、ベルケル様へと手渡した。
ベルケル様は眉間に皺を寄せ、空欄のままである保護支部側のサインから目を上げる。
「何故だ」
「相変わらず単刀直入ですね。話は早いですが……彼女、現在シスターであるリオ嬢を転売、もしくは魔法によって誘拐した犯人グループについてはまだ特定に至っていません。だから許可をしない、というわけではありません。それなら却下すれば済む話です。問題なのは、彼女の名が町に広まりすぎていることです。彼女は優秀なようですから。ここ二~三ヶ月の間にこの町の冒険者や旅人――――つまりは余所者ですね。少々増加傾向にあるのはご存知でしょう?」
「それが彼女の噂を聞きつけて集まったという確証はない」
「疑わしくはあるでしょう。あなたも調査中でしょうからご存知かと思いますが、ギルドには現在目ぼしい依頼があるわけでもなく、わざと滞在費程度しか稼いでいない冒険者が増えたと聞きます。他にもいくつか根拠はありますがね。――――彼女を転売しようとしていたグループは、必ず彼女を探しているはずです」
「彼女を囮に使う気か?」
不吉な単語に俺もアークライト様を窺うと、アークライト様はベルケル様の表情が厳しくなるほどに笑みを深めた。
この方の、こういうところが苦手だ。
「人聞きは悪いですが、やはり話が早くて助かります。このままでは遅かれ早かれなのですよ。あまり閉じ込めすぎても、彼女の評判に箔をつけるだけ。狙われる理由を与えるようなものです。ここは敢えて彼女を町に出し、彼女が我々の庇護の下にいるということを早々に見せ付けておく方が得策かと、相談に参りました」
「相談役はお前だろうに」
「時と場合ですよ」
「口を挟んでしまい、申し訳ありません。ベルケル様もリオを……同じお考えでいらっしゃるのですか?」
お二人の視線を独り占めして平常心を保つのは難しいが、そうも言っていられない。
承服しかねることは断固として断るベルケル様が黙っているということは、そういうことなんだとわかったからだ。
頭で考えるより先に口が動いた。
ベルケル様の目が少しだけ意外そうに俺を映す。
「彼女自身と町のためには、最善であると思う。彼女を狙う者たちの摘発もそうだが、危機感を与えておくべきだとは思っていた」
「それは……リオにですか。それとも…」
「彼女と町と、両方ですよ」
「アークライト様」
「現在シスター・リオを含め、この町の癒し手は四人。シスター・エイプリル、魔術師団のイェルド、領主の叔母であるデリア・ベルトルド様。…尤も、デリア様に関しては貴族であることと、ご高齢のため静養中ですから実質三人ですね。このうちイェルドは癒し手としてはシスター・エイプリル程の力は無く、本業は魔術師。身を守る術は充分あります。この二人は身分と武力があり、元より安全面ではそう心配ありません。癒し手としてのみで見るなら、双方ともに価値は低い方ですし」
領主の親類やご自分の部下なのに、いちいちはっきり仰る方だ。
「シスター・エイプリルはこの町で生まれ育っています。同じくこの町で育った者たちで、シスターに治療を受けたことがない、もしくは治療を受けた者が身近にいない者などいないでしょう。皆シスターの顔を知っています。シスターがこれまでずっとこの町で無事に、健在であったこともです」
「…要するに町のものは安心、悪く言えば油断していると…?」
俺の答えに、アークライト様は満足げに頷いた。
「そうです。これまでは騎士団や魔法師団の働きもあり、運良く二十五年、この町からは行方不明の聖職者は一人も出ていません。これは町全体の認識を改める好機です」
今ではリオの方が癒し手としては有能になりつつある上、顔は知られていないとくれば、町中で攫われても目撃者の記憶に残りにくい。
町の人間の危機感が薄ければ、尚のこと容易いだろう。
攫いやすく有能な若い少女なら、売り手も買い手も金額も、相当なものになるはず。
人攫いには格好の条件というわけだ。
今のままリオが閉じこもっていたとしても、先程アークライト様の仰ったとおり、問題の先送りにしかならないだろう。
それならば、今後町に出たとしても攫いにくい条件を、こちらから作り出していくことの方が、リオのためにも、町のためにも最善だと。
納得は出来る。
餌にするからには、警備は万全で望むはずだ。
しかし――――リオの顔が浮かんだ。
あの、真面目で温和な娘の笑みが瞼にちらつくと、やはりどうしても…と思ってしまう。
「…でしたら…是非俺も当日作戦に加えていただけますか。ベルケル様」
「無論だ。リオもお前がいれば安心するだろう」
「では表立った護衛は君一人でなさい」
は?
それはいくらなんでも
「私とて聖職者の方の囮作戦など金輪際したくありません。やるなら一度で、大漁を狙います」
アークライト様の目が、柔らかな丸みを捨てて鋭く光った。
反対に、口角はどんどん上がっていく。
そういえばこの方…
「フフフフフ…!どこのどいつが舌なめずりしているか知ったことではありませんが、シスター・リオを狙う輩は余所者の中に必ずいます。そいつらを炙りだし燻りだし、慢心している町の者たちに聖職者がどれだけの危険に晒されているのか今一度!思い知らせるのです!!捕まえた者たちが多ければ市中引き回しも視野に入れっ!晒し者にっ」
「……落ち着けセレス」
俺以上に聖職者の保護意識がかなり高い――――いわば聖職者至上主義のような方だった。
ベルケル様の言葉で瞬時に平静を取り戻した様はさすがというべきか。
気を取り直した後、簡単な打ち合わせと会議の時間をてきぱきと決め、魔術師の重厚なローブを翻して行くアークライト様は、すっかりいつもの食えない顔に戻っていた。
そもそも保護機関の職員は、聖職者の安全を至上とする人間が多い。
あのような方が執る作戦であるなら、リオが危険になるような真似はなさるまいと思う。
俺も、絶対にリオを危険な目には合わせやしない。
――――当日、リオは見たことがある古い服を来て、今まで景色としてしか知らなかった町に目を輝かせていた。
エラももう少し考えて貸してやれば…リオは気にしていないみたいだけど、胸の辺りが少しきつそうなんだが。
シスター・エイプリルに窘められた過去の記憶がちらつきそうになって焦った。
こんなときに何を考えているんだ俺は。
リオは妙な罪悪感を抱く俺に気づかず、あれは何これは何と尋ねては、色んな表情を見せてくれる。
教会の中だけの生活は、たしかにリオには苦ではなかったのだろう。
無理をしていた感じもなかった。
しかし、苦でないことが幸せと同じとは言い切れないと、今日のリオを見て強く感じた。
結局、リオには作戦のことは伏せておくこととなった。
彼女の態度がぎこちなくならないようにという作戦上の理由と、初めての外出に余計な憂いを与えたくないという配慮の下に。
何も知らないリオ。
せめて教えられることだけでも、たくさん知って、楽しんで欲しい。
実際、リオの目を通して歩く町はいつもより新鮮に感じた。
リオらしいちょっと変わった観点からくる感想は楽しいし、荷馬車を引く馬に目を奪われているリオは犬猫を前にした子供のようで、見ていて微笑ましかった。
名馬や駿馬でもない、農家の馬に目をひかれるなんてな。
作戦中のだというのに、思わず心が和んだ。
リオは発見当時気を失っていたし、記憶がないのだから実際に目にしたは初めてなのかもしれない。
今度砦の厩舎に連れて行ってみようか。
町に出るのはともかく、実は砦への入出は聖職者も自由である。
「珍しく暢気な顔してるわね」
「テレーゼ…店員らしくないのがいると思ったよ」
リオが他(本物)の店員に聞きながら洋服を手に取っているのを壁に寄りかかって見ていると、現保護課で元同僚のテレーゼが店員に扮して話しかけてきた。
「あなたがのんびりデートしてる間に二組程捕まえたわよ」
「ああ…それらしいのは、視線で気づいた」
「へえ。てっきり可愛いシスターに夢中かと思ってたわ。ま、その方が獲物も引っかかりやすくていいんだけど」
ニヤニヤと人を食ったところがあるテレーゼは、なるほどアークライト様の部下と思う。
つまり、苦手な部類だ。
「捕まえた二組とも、護衛があんまりなよっちいっと思ったって、やっぱり罠だったのかって興奮してたのよ」
「なよ…って…」
たしかに、俺は武より文だが…
「アークライト様の見込み通りってことよ。喜びなさい」
…こんなのばっかりで構成されているのだろうか、保護課は。
「今のところ馬鹿みたいに怪しかったのはその二組だけだったんだけど、それだけにきっとカスだわ。所詮下っ端の切捨てられるゴミよ」
「随分な言われようだな」
「というわけであなた、少しの間リオ嬢から離れなさい。彼女の周りはちゃんと監視しておくから」
「誘い出すのか」
「まあ、そういうことね」
気は進まなかったが、俺より裏で警護にまわっている者たちの方が実力は上だろう。
俺が了承すると、テレーゼは堂々と店員を装ってリオと二、三会話をしてから裏口から出て行った。
それからすぐに買い物を終えたリオがタイミングよく昼食を切り出したため、荷物と一緒にリオを座らせると、俺は屋台で一番列を作っている店に並んだ。
大丈夫とはわかっていてもやはり心配で、ちょくちょくリオの姿を確認する。
「随分過保護じゃないの。お兄さん」
「テレーゼ…」
今度は別の人を遣して欲しかったと思う俺は、我がままだろうか。
「今リオ嬢に話しかけたんだけどね、お兄さん待ってるのねって言ったら心なしか残念そうな顔してたわよ。良かったわね~」
「は?」
「ヤダヤダ。頭いいのが売りのくせに鈍いだなんて…脈アリかもよって言ったのよ」
「はあ?ちょ、ちょっと待て……何を根拠にっ」
「年下扱いされてちょっと傷ついただけなのかもしれないけどね~」
飄々と笑いながら「あの年頃は大人扱いも子ども扱いも苦手なものだしね」と付け加えられると、俺は一気に脱力した。
というか、何で一瞬ああまで動揺したんだ俺。
浮つきすぎだ。
気を引き締めていると、テレーゼが何やら変な目で俺を見ていた。
「本当に嫌だわ……あなた自分で気づいてないのね…」
「何がだ」
いいからもうその目はやめろ、と言おうとして、俺はリオの近くに知った何かを感じた。
壁に隠れてよく見えないが、物陰から腹をおさえて倒れこむように出てきたのは、ユリアンにとてもよく似ていた。
すぐに引っ込んだのでまだ気になって見続けていると
「エラ!?」
ユリアン以上に見慣れた存在が、あっという間にリオを物陰に追いやった。
一瞬とはいえ妹を見間違うはずはない。
こんなところで何をしているんだあいつは!
「待って。まだ行ってはだめよ」
「すまないがあれは俺の妹なんだ!リオも危ない。行かせてくれないか」
「…そう。なら尚更戻ってはだめね」
リオから離れろという命令が出ている以上、許可なく戻るわけにはいかないが、理由はどうあれエラはリオに手をあげた。
まだ子供で同じ孤児院の家族だとしても、聖職者へ危害を加えただけで罪に問われかねない。
院の中だけの出来事なら喧嘩で済ませられたかもしれないことも、外ではそうはいかない。
エラにもそれくらいの分別はあると思っていたのに…!
一体あいつはどうしたんだ?
前にも俺に声をかけてきた女性に腹を立てて喚き散らしたことがあったが、リオは俺に媚びたりしない。
何かあるはずなのに、理由が思い当たらない。
身内の不祥事に内心で荒れている俺に、テレーゼは凪いだ水面のように冷静に言った。
「あなたが行かなくても、リオ嬢に害があると判断されれば、警護についてる連中でどうにかするわ」
「ならせめて…もし捕らえても、乱暴はしないでくれ。ルール違反なのはわかっているが、頼む…!衆目に晒さずに会えるよう計らって欲しい」
「それは…あの子達次第ね」
「!そうか、そういうことか!誘い出すっていうのはエラたちのことだったんだな」
テレーゼが言ったように、早々に捕まった考えなし以外をおびき寄せたいのだとしたら、たった一人の護衛騎士が持ち場を離れるのはあまりに不自然だ。
そんな手にあっさり引っかかるのは同じ馬鹿か、それを逆手に取ろうと、捕まらない自信を持った余程手馴れた大物くらいだ。
多少の賢さを持った者なら、様子を見るために静観する。
だが子供は違う。
監視されていることにすら気づかない可能性が高く、その程度の罠にすら簡単に釣られる。
「エラやユリアンは小遣い欲しさに人攫いに手を貸すような子じゃない」
「それを決めるのは今、あなたじゃないわ」
「わかっている。だがリオに獲物が食いついたとわかった以上、俺が離れている理由はないな!」
「あっちょっと!!」
テレーゼたちの予定では、エラたちを捕縛してから俺とリオを合流させたかったのだろうが、俺は構わず走った。
口では止まらないと悟ったテレーゼも、後をついてくる。
規則としてテレーゼの方がが正しいのは百も承知だが、たった一人の肉親なんだ。
頭で納得しても、心は家族を信じたがって悲鳴をあげている。
自分の目で見て、直接問いたださなければ気がすまなかった。
少し遡っているため、もうちょいアルサイド続きます。
リオ嬢が「初任給!買い物!」だなどとのんびりしている裏側では、またしても色々と話し合いが行われています。