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5.新たな才能の方程式


 南鼓太郎は伝播プランニング社に入社して戦略企画部に口利きで配属され半年が過ぎた。

 その間、アシスタント的な仕事をこなしている最中でも彼の能力は凄いものがあった。それは能力と言うより、もはや才能だと周りが認める状況があった。

 上司であるチーフ戦略プランナーの塚本武は、配属されたその日から南の直観力と想像力を見抜いていた故。アシスタントの雑用ではなく。戦略プランナーとしての仕事を与えていた。まずやるべき仕事はクライアントより依頼された仕事を営業局の営業マンと同行しクライアントのヒャリングを受ける事から始まる。

 塚本は営業局の田中に「今度内のチームに配属された新人の南君です。どうぞよろしく」と伝えた。

「そうですか。新しく入った南さんですか」と田中は呟き。南の方に視線を向けた。

 南は緊張した趣で「今度配属された南孤太郎と言います。どうぞよろしくお願いします」と挨拶をした後に田中に軽くお辞儀をした。

 田中はこんなに早く塚本さんと一緒にクライアント先に出向くとは?ちょっと早過ぎるのではと内心思っていた…。


 塚本はその表情に気にすることなく。南の才能に非常に期待をしていた。

 彼の最初の仕事は、クライアントである食品メーカーの新製品開発とその新製品導入キャンペーンをどう展開するかの最初の打合せであった。

 伝播Pの古い取引先でもあった故、打合せは商品開発部の課長と担当者から雑談的な話から本題に入るパターンだった。

「内田課長、今度当社に入った戦略プランナーの南です」と営業の方から紹介された。

「あーそうですか!塚本さんの部下にあたる方なんですね」と言いながら、内田課長の名刺を渡された…。

 南は多少緊張気味に内田課長の名刺を受け取った後に「今度塚本の下で働く南鼓太郎と申します。どうぞよろしくお願いします」と伝え名刺を差し出した。

 その後、深深くお辞儀をした。その後担当者とも名刺交換を済ませた。

 塚本から「今度、当社に入った新人の中で、最も期待されている南です。ある意味私が特に期待を寄せていると言った方が適切かもしれません!」と内田課長に伝えた。


(南は内心、私が期待されている?そんな馬鹿なと思い動揺をしていた。)


「そうですか。最も理論化でシャープな頭脳の塚本さんが期待を寄せているのであれば…今度の企画は非常に楽しみですね」と言葉を発した後。内田課長の鋭い視線と眼差しを南は感じた。同時に柔和な笑顔の表情が内田課長の魅力だとも感じていた。


 内田課長は、伝播Pの社内で最も信頼を寄せるのが塚本だった。塚本は変人ではなく。常に率直な意見を言うので、周りはデリカシーのない奴だと誤解されがちだが、内田課長にとっては当社の事を心配している為にそう言っているのだと理解していた。


 彼はそれだけ懐の厚い人物だった…。


 内田は社内でも器が広く頭脳明瞭だと評価が高い人物だった。

 塚本はその事を知っていた故。南の最初の仕事は彼からの依頼だと決めていた。

 塚本は先ず自信を付けたかったのである。新人の頃は、特にそれが大切だと言う事を彼は知っていた。

 何故なら、彼は最悪の上司に新人の頃、巡り合ったからである。最初に出鼻をへし折られる苦い経験をさせられた。その事が彼のトラウマとして暫く苦い経験の記憶として離れなかった…。

 彼は南に苦い経験ではなく。自信を持って伸び伸びやって欲しかったのである。

 今日の企画会議は、代理店の頃の打合せとは異なり。商品企画から双方で企画を進めるのが当たり前になっていた。その為、情報漏れがない様に細心の注意が企画会社にはより求められてもいた。

 それだけ何を作って売れば良いのか?。各企業は悩んでもいた。

 内田課長より、今回の企画趣旨をいつもの様に大雑把に伝えられ。様々なアイデアや考え方を出し合っている最中。


 黙って聞いていた南に、「南さんのご意見聞かせて貰えますか」と内田課長から意見を求められた。

 南はこれ迄の新人とは異なり。遠慮なく本質をつく発言が飛び交った。それも彼の才能である直観力と現状を踏まえた先を見越した想像力による発想が次々と発せられた。

「内田課長が話している内容はよく分かりますが。今の人はその様な商品を果たして望んでいるでしょうか。物価が高騰し生活が苦しい中で、望む商品と望まない商品が明確化していると思います。例えば、普段の日常を想像した場合」と持ち前の様々な直観力と観察力の視点から想像した事を次々と論理的な真逆の意見を述べていた。


つまり、彼は遠慮や建前を述べる事を内田課長は嫌う特徴をいち早く察知したのである。彼には本音で思う事を伝える事が大切だと…短い時間内でそう感じたのである。


 それが見事に的中した…


 その感受性の高さに、普段から様々な問題意識を持ち。人の行動や意識を南なりに分析をし。

 こうなればこうなると仮説を立てた観察と情報から検証しながら想像していたのである。

 要するに、普段の問題意識の高さとそれを探る直観力の鋭さから、行き着く先を構想を持って想像するのに長けていたのである。

 そのプロセスと能力が、今必要な新しい才能の方程式でもある。

 それは普段の生活を過ごす事から育まれる才能の方程式でもある。

 まさに、新人とは思えない意見の数々に内田課長と担当者及び営業の田中は圧倒されていた。

 それも出てくるアイデアや方法論は全て核心をつく内容ばかりであった。こんな短時間に、内容をことごとく把握し尚且つ鋭い感性を思わせるアイデアとロジックを融合させた説得力ある意見だった。


 いわゆる凄いの一言であった。塚本を始め、その打合せに参加したメンバー全てが、「彼は天才?。全てを見通す事が出来る才能の持ち主?」と思った瞬間だった。

 その時から内田課長の南への信頼は急速に高まった。

 様々な質問やすり合わせが終わった時。「凄い新人さんが塚本さんの部下に配属されましたね」と絶賛に近い興奮気味な言葉を内田課長から発せられた。

 上司の塚本も営業の田中も…唖然とした気持ちであった。塚本は「やはり!コイツは凄いやつだった」と改めて思った。

 内田課長から、「南さんに全面的にお任せします」と伝えられ打合せは終了した。本来なら何度も打合せした後に方向性と方法が決まるのが当たり前であった。

 しかし、今回は異例中の例外だった。ほんの4時間でトントン拍子に決まったのである…。

 その後、南が作成した見事と言いようがない。素晴らしい企画計画書とクリエイティブデザイン例で、その企画は実行され結果も予想通りの大反響を得る事が出来た。


 企画書とはこれぞと言う形やフォーマットは存在しない。この様な形とかフォーマットと言う専門家はいるが。それも決まった規制や法則ではない。

 つまり、個人の自由裁量に任されている。ただ、良い企画書とは見る側、読む側にとってインパクトと分かりやすさがある。

 更に鋭いアイデアと説得力のある論理性が際立っている事が大事だとも言われている。

 更に言えば、相手がその企画に魅了されそれをやって見たいと思わせるかどうかだとも言える。

 塚本はその事を良く認識している故。新人の南に好きな様に企画書作成をさせたのである…。

 また、南は学生時代から仮説検証の論文作成や発表用のパワーポイント作成及び企画書もどきは得意中の得意でもあった。

 周りの学生や恩師を何度もその才能や技術に舌を巻くほど驚かせていたのである。それも短期間で仕上げた事に、更に驚かせている状況があった。

入社半年から1年後の凄い出来事であった。これもそれも上司である塚本が南の才能を見抜き。最初から彼に権限を与え伸び伸びとやらせたお陰だとも言える。

 南も上司の塚本を全面的に信頼し。塚本の的確な判断能力等に尊敬の念を持つ様になっていた。

 営業局に戻った田中は、打合せ後の様子を周りに話した。

 周りにその内容を掻い摘んで話した後、暫くして…

「今度入った南さんは何者なんですかね!新卒だと言うのに、取引先の内田課長の絶大なる信頼を鷲掴みにしました」と上司の木村課長に報告した。

 木村は、第一局の課長である。営業局は13局あり、1局だけで100名の営業がいる。総勢1300名の大所帯である。更に1局に5課のチームがある。課長職は5名。部長職も5名である。木村は1課の課長で特に営業の人数が多い。総勢40名を率いるエリートだった。

 田中は部下で彼も期待されている若きホープであった。まだ27歳で主任に昇格するのは時間の問題だった。2人とも難関大学の国立京帝大学出身であった。


 学業に定評ある出身だが、2人とも体育系出身だった。木村と田中はラグビー部の先輩後輩だった。大学時代は2人ともラグビー選手として、有名選手でもあった。

 木村も次期部長職に昇格する状況であった。


「そうなのか。南と言う新人か。どんな話をしたんだ」と不思議な顔で木村は興奮気味で聞いて来た。

「それが最初の打ち合わせから的確な質問と的を得た意見の連発だったです」と話し。更に声を震わせて話を続けた。

「その意見を聞いた内田課長は、南さんに全面的に今回の商品企画から販売促進迄を任せるので、次回その企画計画書を南さんに提出してください」と言ったですよーと話した。


 考え込んだ表情で、「そう言ったんだ!」と念を押す様に田中に言った。

「はい、そう言いました」

「でーその後…どうなったの」と質問を繰り返した。

「その時は、凄い意見を言う人だと思いましたが…まさか?あんな凄い企画計画書を出すとは夢にも思いませんでした」と興奮気味で木村課長に話した。


 周りは2人の会話を興味深く静かに聞いていた。

その1人が「そんな凄いヤツなんだ」と呟いた。

「そんなに凄い企画計画書だったんだ」と木村が呟いた。

「はい、凄かったです。今、その企画計画書を持って来ましょうか」と告げると。

「悪いけど、それを見せてくれと」と木村が言った。

 田中は急いで自身のデスクに戻りその企画計画書を木村課長に差し出した。

 木村はその企画計画書をざーと目を通して、「これをその新人の南が作ったのか?上司の塚本が手伝って作ったのではないのか」と田中を見ながら言い放った。

「いいえ、南さん1人で作ったと聞きました」と話し、私も疑い塚本さんに「これは南さんが1人で作ったものですか」と尋ねたら。「そうだょ!と塚本さんが返事をしました」

「実は僕もこの企画計画書を見た時。これを1人で作ったのかと本人に確認したら、本人からそうです!と言われた時は、その次の言葉が出なかった」と塚本さんから聞きました。

「塚本さんもこの企画計画書は凄い」と驚いていましたと続けた。


「そうなのか。確かに、これは見せ方といい。内容といい。説得力ある論理構成といい。なんと言っても感性豊かなコンセプトと言葉のフレーズが実にいい。またこんな予測と推理は遥かに想像超える内容になっている」と考え込むように緊張気味で言い放った。

 企画計画書のページは表紙と目次及び出だしの概要文にデータ資料を除き。本論から結論迄で70ページを超えていた。A4サイズの横製本。全てカラーページ。

 表紙デザインもチャート論理構成も全て本人1人で作成。プレゼン用のパワーポイントも作成し、それでプレゼンテーションも本人1人で行い。データ部分の面では塚本の力を多少借りて説明を終えた。

「どれくらいの日数で、これを仕上げたの」と木村課長が聞いて来た。

「プレゼンまで20日です」と田中が低い声で言った。

「20日!」だと!またもや驚いた顔が隠せない様子の木村課長だった。

そして、心の中で叫ぶ様に

「彼は天才?。それとも宇宙人?」と呟き、戸惑いを隠せない様子であった…。

「私も、彼は天才だと思います」と田中が言い放った。


 1回目の打ち合わせから、企画計画書のプレゼンまで要した日数は、たったの20日間であった。

 この短い期間であの内容を書き上げるとは…と塚本さえも全く予測不能で想像も出来なかった。ただ一言で言うなら、彼は凄すぎるだった。

 これが、入社半年後の新人が出来る芸当かと、改めて彼の凄さを周囲が実感する事になる。

 その後、凄い新人が入ったものだと周りでは評判になった。

 能力には、新人もベテランもないと改めて思い知った状況でもあった。

 新しい才能の方程式とは南本人の才能そのものでもあるが…。彼の才能を見抜いた中野と上司である塚本のお陰でもある。彼らによる南の働き易い「環境作り」をしたお陰だとも言える…。

「才能」とそれを生かす「環境」に上下関係の「信頼関係」が作られた後に、この「3つの要因」が重なる事で新しい才能の方程式が生まれると周りは実感したのである。


どんなに素晴らしい才能があっても!それを開花させる場や上司の器がなければその才能は開花しないとも言える。やはり、企業は「人」であると言えよう。

 ITやA Iがどんなに発展と進化をしたとしても。その内容の良し悪しを判断し、発想と構想を生むのは人間である。その部分は、新しい才能の方程式で様々な難題や課題は解決に導けるのである。

 企画計画書が採用され、5ヶ月後に新製品が出来上がった。それと同時に新製品発売キャンペーンの記者発表会が行われた。


 商品名-X製品で保存商品も兼ねた画期的な商品であった。


 この頃、日本中が地震や台風に大洪水で被災地域が勃発している状況があった。南はそれを見越した保存商品も兼ねた新製品を企画したのである。


 近年、自然災害で食料不足に苦しむ国民に備えが出来て尚且つ大人の1日の栄養が摂取出来る画期的な商品であった。

 更に、美味しく誰もが火を使わずに簡単に一瞬で食べられるものだった。

 この商品は病院や様々な場面でも扱える内容だった故、市場は瞬く間に拡大していた。

 キャンペーンタイトルは、「あなたに届ける!巡り合いキャンペーン」


 キャンペーンキャッチコピーは

「安心安全の画期的な食卓グルメ。心身ともに安らぎを。」


 保存商品を兼ねた新商品のネーミングやパッケージデザインと各種グラフィックデザイン及びTVCMの内容は…「機能と美味しさ!」を徹底的に追求した究極的な分かりやすいシンプルデザインにした…。

 施策内容は、全国向けのメディア戦略とキャラバン隊による様々なイベント展開による売出しキャンペーンの実施内容であった。


 商品が各流通に出荷される状況を見計らって、発売キャンペーンと称した全国向けのTVCMを筆頭に。様々なメディア戦略と流通向けの「機能と美味しさ」を究極に追求した店頭ツールとマネキン試食デモ販を全国的に展開するものであった。

 一見当たり障りのない施策に思われがちだが…美味しさ漂う宇宙食を全面に打ち出したキャラクターとコスチュームによる非常にインパクトあるディレクションに南はこだわった!。

 この企画には内田課長のみならず上司の部長、担当役員も期待が高まり、キャンペーン販促予算も破格な100億円を付ける程になった。当初の販促予算は従来通りの10億円位を想定していたので、余程この企画に期待した事になる。

 結果は予測どおり、発売3ヶ月で1500億円突破する空前の売上額に繋がった。通常販促予算の10倍の売上ならかなりの成功である。10億の予算なら売上は100億になる。今回は100億に対する1500億であるから、3ヶ月で既に15倍となる。更にどんどん売上も利益も上昇し続けていた。


 各マスコミもこのキャンペーン報道に釘付けとなった。ましてこれを仕掛けた担当者が入社半年の新人である事に、より報道はエスカレートして行った。


まさに!時の人、状態になりつつあった。


 キャンペーン3ヶ月後に、新鮮食品の内田課長から本社に、伝播Pの塚本チーフと木村課長に南と田中が呼ばれた。

 内田課長から賞賛の喜びを伝えられる。

「皆さんのお陰で、今回の新商品発売及びキャンペーンは大盛況持続中です。発売目標売上の1000億円をたった3ヶ月で遥かに超える1500億円になりました。利益も目標を遥かに超え、当初280億円(売上額の35%予定)から既に750億円(売上額の50%)に達しています。この様な凄い結果になったのもひとえに皆様のお陰です。特に、南さんには感謝しきれない程の感謝の気持ちでいっぱいです」と言われ深々とお辞儀をされた。

 塚本も木村もその丁重な言葉に…

 2人揃って「いや!こちらこそ大変お世話になりました」と告げ皆んなで深々とお辞儀をした後に。


「この成功も、内田課長の懐の広さと様々な御尽力があたらこそ!成功する事が出来たと私共はそう思っています」と畳み掛ける様に塚本は言った。

「いやいや…それにしても南さんは凄い人ですね。最初の打ち合わせから凄かったですが。企画計画書もそうですが…キャンペーン実施後の結果予測まで全て的中しましたね!。南さん、貴方は本当に凄い方ですねー」と脱帽気味に発した。

「とんでもないです!これもそれも内田課長と担当者の山﨑さんが私を信じたからこそですから」と返事をして深々とお辞儀をした。お辞儀をしながら南は感謝の気持ちで一杯になった。

 その後、担当役員と社長迄が感謝の挨拶に来た。その時、内田課長の顔は誇らしげであった。

 会議室で話が終えた頃、内田課長が内線を使い何やら話を終えた後。

「社長と担当役員及び部長がいる社長室に案内する様にと申しつかっています」と内田課長が伝え。


 社長室に案内される。


 社長室に入ると武藤社長より、「今回は大変お世話になりました。そして感謝で一杯です。今後とも内の商品を引き続きよろしくお願いします」と伝えられた。

社長室に呼ばれそう言われたと言う事は、今後は内の独占状態の確約が取れたのも当然の状況だと言える。

 その後、担当役員や部長よりそれぞれ感謝の言葉を言われ。最後に、今回のキャンペーン終了後に慰労会の席で内田君と皆様に社長賞の授賞式を行うので是非参列する様に、担当の真壁役員から告げられる。


「日程は後日ご連絡をします」と栗林部長から伝えられた。

 塚本を初め誰もが…まさか社長賞が貰えるとは夢にも思っていなかった。

内田課長は既に栗林部長より、社長賞と慰労会の話しが出ている事を聞いていた。その事もあり、今日伝播Pの社員を呼び、社長室で社長始め担当役員に引き合わせる様に言われていた。

特に、社長を始め担当役員は栗林部長や内田課長より、南の凄さを前々から報告を受けていたので会うのが楽しみにしていた。

 栗林部長は打ち合わせの席に、何度か顔を出して色々な話を南から聞く度に、この人は内田から聞く通り凄い人だなぁ〜と新人離れしていると思っていた。

 南さんを今後の内の人材採用の参考にしたいと思い。仕事以外の様々な点を根掘り葉掘り様々な点を聞いていた節が見え見えだった。それを担当役員や社長にその都度報告をしていた。


「あなたが南さんですか!」と発した武藤社長の言葉が、それを物語っていた。彼は全社員の前で伝播Pの「新人の南鼓太郎」の事を話すつもりでいた。

「決して、前例や学歴及び出身大学の偏見に囚われずに、あくまでもその人自身の人物を見極める様に、よく見なさい!」と今回の一連を通して話すつもりでいた。


 これを機に、南鼓太郎の本質と本物さが周りに広がり、更なる活躍をする事になる…。

 5年後。課長に昇格した南は、更なる様々な難題に直面する事が多くなった。果たして南はどの様な策で、その難題を次々に解決するのか?…。

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