ラトルのルール
ラヴバトル。略称ラトル。
パーティ単位の戦争であり、勝てば金、物資、さらには人まであらゆるものの中から"1つ"相手から奪うことができる。
「こんなことをする必要があるのか」って?
ああ。もちろんないさ。だが、この世界の魔王は既に討伐されている。つまり冒険者とは世の中の便利屋みたいなものだ。一応魔王が死んでも魔物はまだ消えていないから冒険者の専売特許みたいなものはまだ生きている。つまるところ、冒険者ってのは案外暇なわけだ。
だからラトルに勝って強くなっておく。そうして魔物討伐の依頼が受けやすくなるという算段だ。
ラトルは割とシンプルだ。
とりあえずラトルでは挑戦側と受ける側に分かれる。
ちなみに受ける側はその挑戦を拒否してもいいのだが、格下に挑まれることが多数だからたいてい受ける。
あと、挑戦側は担保として10万ビル持っていないといけない。(平均時給は1000ビルで一食は100ビル)
それと出場条件は人であることだ。簡単だな。
条件は基本これくらいだ。な?シンプルだろ?
そして金科玉条の3ルール。
まず第一にフェアにするため、挑戦した側の人数は受けた側の人数を超えてはいけない。
また、途中で分身や召喚等を行って人数差を覆そうとするのもダメだ。
これを利用して過去に相手に分身バフを掛けたやつがいたから、現在は分身魔法を放つことは禁止されている。(もちろん魔力使用の残滓で放ったかどうかわかる。)
第二に殺してはいけない。ただしこの殺すは、蘇生不可の状態にすることを指す。
それと第三に参加者以外からバフを受け取ってはいけない。
さっきと同様、誰だろうが場外からバフを使ってはいけない。
大事な勝利条件は相手の臍より下半身のどこが場外につくこと、あるいは蘇生可能だが戦闘続行が不可能な状態にすること。そして相手の降参だ。
基本的には相手を場外に出す方を狙うのが強い。というか手っ取り早い。
雑に言ったが理解できたか?ん?理解できてない?じゃあ過去の試合でも見てるといい。