最高の一日だった777
どうでもいい話だが、今日は令和7年7月7日。7が三つ並んでいる。30年ぶりだったらしく、婚姻届けを出すカップルが多かったとか、パチンコ屋が繁盛したとかいうニュースが流れていた。
今日は作者の誕生日でもある。あいにく777ではではないけれど。
七夕でもあるし覚えやすくていいのだが、物心付いてから晴天だったことは数えるほどしかなかった。星空が見えたことも。まあ、梅雨時だし。
珍しく晴れた年に、隣県の山まで星を見に行ったことは良い思い出だが。
今日は曇りの予報だった。ところがたしかに雲は多めだったが、一応お日様は出ていた。異常気象のせいだと考えると少し複雑な気持ちにもなったが正直嬉しかった。
今朝、叔母からプレゼントを送るよと電話がかかってきて、この年でとむず痒く思いながらも、やはりありがたいという気持ちになった。
子どもの頃、親から誕生祝いをしてもらったことがなかったからなおさらだ。ケーキやプレゼントをもらったためしがない。
因みにクリスマスも同様で、正月のお年玉さえ親からはもらったことがなかった。いや、そもそもお年玉が親からもらえるもだと知ったのは成人になってからだった。
こんな家庭環境で育ったから、記念日や行事ごとを大切にしてくれるパートナーと結婚できたことは幸運だったし、祝ってもらえて本当に嬉しかった。
今日もケーキと食事とプレゼントを用意してもらえた。
その上今年は、叔母だけでなく友人二人からも、ラインでお誕生日おめでとうのメッセージをもらった。
友人に自分の誕生日を覚えてもらえていたのは、この覚えやすい誕生日のおかげだ。
母はプレゼントやケーキどころか、好きな食事さえも用意してくれたことがなかった。
しかしそんな母でも、この日に産んでくれたことには感謝している。最近のような猛暑ほどではなかったにしろ、暑い中の出産はさぞかし大変だったに違いないから。
そんな殊勝な気持ちにもなれた、今日はとても幸せな誕生日だった。