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第一話 潜在固有スキル

僕の名前は日比谷めろん。

ごくごく普通の男子高校生だった・・・はずなのに!

列車に轢かれて異世界転生と思ったら夢の中で、行き来できて!

そんでもって女神といきなり戦わされて、母さん復活の旅に出て、

すげぇ敵のいるダンジョンに行ってボロボロになって!

んで異世界は異世界じゃなく他惑星だったって分かって!

もう、もう、そりゃあもう怒涛の毎日を送っておりますよ。ハイ!


「・・・ったく地味な作業だなぁ」


突然襲撃された教室。

そしてあまりにも突然スキルを使った西園寺紫。

時間が止まった・・・正確に言うとほぼ止まった・・・状態の弾丸をつまんでバケツの中に入れる。

アレクはこの作業に段々と腹が立ってきたようだ。

生徒たちは固まっている。

「僕はこの作業より、西園寺さんがどうしてスキルを使えるのかが・・・」

弾丸をバケツに放り込む。

「気になるな」

僕が尋ねるとぽつぽつと西園寺さんが語りだした。


「私は孤児。それは知ってるよね?」

僕は頷く。

「こんなスキルでみんなから敬遠されて・・・」

「はい!質問です!」

祐樹が手を挙げる。

流石わが軍の切り込み隊長。

「そもそも西園寺さんの能力って何なんですか!」

「・・・【具現化】よ」

具現化―――理想や思っていることを、実際の形やものとして表すこと。

「私がそれがどういうものなのか理解している物は何でも作り出せる」

「って事は時間を止めたのは・・・」

「小説で出てきたから」

最強じゃないか。

理解してたら使えるんでしょ?じゃあノラえもんのひみつ道具も使えるんじゃ・・・


弾丸をバケツに詰め終わった。

始めた使ったわこの文章。

「もしかして、西園寺さんも転移してるの?」

「転移?何それ?」

「してないの!?」

じゃあなんでスキルを使えるんだ?

「潜在固有スキル・・・かもしれません」

僕の制服の胸ポケットから隠していたくじらの声が聞こえる。

「洗剤・・・?」

紅王が首を傾げる。


「この間の校内鬼ごっこの時、学校のデバイスを乗っ取ったじゃないですか。その時に並行して向こうの惑星のサポートウォッチ養成所の[全知者]にこの世界のデータを検索にかけていたんです」

そんな器用なこともできるのか、くじら。

「稀に・・・ごくごく稀にですが、転移しなくてもスキルを使える人がいるそうなんです。そして・・・」

口ごもるくじら。

「その人は異世界で高く売れるそうです。もしかしたらこれも異世界の住人による襲撃なのかも・・・」

わざわざそこまでして別の惑星に・・・


「【彼岸〈惨烈〉】!」

雄蕊と雌蕊・・・エルゼか!

「【疾風迅雷】!」

竜巻がエルゼを包む。

「【具現化】」

紫の手に拳銃が握られる。

一瞬躊躇った後、紫が引き金を引く。

銃弾をいとも簡単にかわすエルゼ。

「【彼岸〈紆曲〉】」

見たことある攻撃は・・・

僕はエルゼの背後に【憑依】で回る。

「効かないんだな!」

僕の手刀はエルゼの首に命中し、エルゼは掃除用具入れに激突する。


「首領様!エルゼが対象場所に到着しました!」

「・・・」

「それでは私はここで」

出ていこうとするアバーハイト。

「待て」

「はい?」

「お前もあの星へ行け。エルゼを援護しろ」

「は、はぁ・・・」


シブヤ。混沌の町。

一つの爆発が炸裂した。


次回予告 第二話 花ひらり

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